これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

「有るもの」、「無いもの」

2つの生活を比較してみました。


1つは、現在、送っている生活、
もう1つは、それと比較するために作りあげた生活、


読んでいて、ばかばかしいと感じる人も多いかと思います。
そう感じたら、すぐに、別のブログに移ってください。



A生活(今の生活) 
「有るもの」、
  住まい(マンション)、お金(贅沢は出来ないが、不安無く生活出来る)
  健康(血糖値が基準を少しオーバーしている以外は正常値)


「無いもの」 
  妻


B生活(比較のため、仮定して用意したもの)
「有るもの」 
  妻


「無いもの」
  住まい(路上生活)、お金(単発の仕事 先が見通せない不安な生活)
  健康(病気になると、自治体の支援無しでは自力で受診できない状態)



「A生活(今の生活)を捨てれば、B生活に変更できます」 
という提案を受けた場合、どうするだろう。


どちらも、辛い。
しかし、辛い内容が、全く違う。


何と言っても、B生活には、妻がいる。
しかし、厳しい生活を受け入れなければならない。


A生活(今現在)には、妻がいない。


正直言って、少し迷った。


B生活を選ぶと、
妻がそばにいることになり、
私が毎日願望していることが、手に入ることになる。


しかし、その代償として、
厳しい生活を選択しなければならず、
妻に、大変な生活を強いることになる。


「今の生活で、妻もいる」 
という“いいとこ取り”は、出来ない。


私に限って言えば、
妻がいるのであれば、厳しい生活であっても、
やっていこうとする ように思える。


しかし、
妻のことを思うと、この様な生活をさせてはいけないと思うし
妻自体、こういう生活のもとで、
私に対する愛情が維持出来るかという疑問もある。


この様に、
仮の場面を作り、自分をその中に組み込むことで、
見えてくるものがある。


私の持つ「妻に対する想いの強さ」を確認出来た点では、
よかったと思う。


残された寿命の期間、引き続き妻のいない生活が続く。


せめて、
「妻を想う心の積み立て貯金」だけは、毎日続けて行きたい。


この行為が、
未来に繋がればいいと思っている。

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