これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

人生には波がある

1日の中にも波があり、
1週間の中にも波があり
1年の中にも波がある。


そして、一生の中にも波がある。
いいことが続いた後には、良くない時期が到来する。
良くないことが続いた後には、いい時期が来る。


この波との付き合い方を覚えてからは、
良くない時期にいる時でも、
この先、いいことが控えていると思うことが出来、
心は落ち着いており、希望さえ持つことが出来ていた。


私の人生も、ある時までは、
上がったり下がったりを繰り返したように思う。


しかし、妻が57歳の時、がんで亡くなり、
それまでの、上がったり下がったりの波形は崩れた。


波は、上に上がらなくなり、
底辺をちょろちょろしている波形に変化した。


波を上に押し上げるエネルギーが、なくなったためと思われる。


エネルギーの元であった「妻」がいなくなったためであろう。


世界は今、ガソリン車から電気自動車に取って代わろうとしている。


このように、
私のこころのエネルギーも、
妻に代わるものを見つけなければならない。


ただ、
代りが、存在しないことはわかっている。


では、
エネルギーを持たない生活を続けなければならないのか。


もう少し、考えてみた。


妻は、「肉体」と「魂」の両方が揃って「妻」と言えるのだろうが、
魂だけであっても、「妻」と言えなくもない。


そうであれば、
魂だけの妻が、エネルギーになってくれるはずだ。


ただ、
魂というものが、あるかどうかはわからない。


このように思っていることが、
私が、
エネルギーを完全に持てない理由なのだろう。

×

非ログインユーザーとして返信する