これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

喪失感・後悔・心配

妻が亡くなって、喪失感・後悔・心配の雨が降り注ぐ中で
私は毎日を生きている。


妻が亡くなる前にも、嫌なことが続いたり、どん底感を味わう事が続いたり、
仕事がうまくいかなかったりすることは、何度もあった。


しかし、今感じている喪失感は、それらとは全く別物だということが、
自分が現在の環境に放り出されて初めて思い知った。


何とも言えないやるせない、体が分裂しそうな感覚が
1日中休むことなく続く。


以前の困ったことに対しては、
・その困ったことを分析して対応することで
    概ねそれを減らしたり無くしたりすることが出来た。


・発想の転換を図れば、その事は大したことではないことに
    気づくことが出来た。


・人が助けてくれることもあった。


・時間の経過がそれを和らげてくれることもあった。


でも、この4つの手法は今の喪失感には使えない。
打つ手が無く、喪失感になすがままにされるしかない。


だけど喪失感というのは自分が受ける感覚である。
自分が苦しむことは、それほど重要な事ではない。


それよりも
妻に対してもう少しやってあげることがあったのではという後悔、


次の世界があるとしたら、そこで苦労していないだろうかという心配
の方が遙かに気になることである。


妻は、2つのことを同時にしなければならない場面で
少しパニック気味になる、
こだわりが強い、細く体力がない。
そばに居て助けてあげたいがそれが出来ない。

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