喪失感・後悔・心配
妻が亡くなって、喪失感・後悔・心配の雨が降り注ぐ中で
私は毎日を生きている。
妻が亡くなる前にも、嫌なことが続いたり、どん底感を味わう事が続いたり、
仕事がうまくいかなかったりすることは、何度もあった。
しかし、今感じている喪失感は、それらとは全く別物だということが、
自分が現在の環境に放り出されて初めて思い知った。
何とも言えないやるせない、体が分裂しそうな感覚が
1日中休むことなく続く。
以前の困ったことに対しては、
・その困ったことを分析して対応することで
概ねそれを減らしたり無くしたりすることが出来た。
・発想の転換を図れば、その事は大したことではないことに
気づくことが出来た。
・人が助けてくれることもあった。
・時間の経過がそれを和らげてくれることもあった。
でも、この4つの手法は今の喪失感には使えない。
打つ手が無く、喪失感になすがままにされるしかない。
だけど喪失感というのは自分が受ける感覚である。
自分が苦しむことは、それほど重要な事ではない。
それよりも
妻に対してもう少しやってあげることがあったのではという後悔、
次の世界があるとしたら、そこで苦労していないだろうかという心配
の方が遙かに気になることである。
妻は、2つのことを同時にしなければならない場面で
少しパニック気味になる、
こだわりが強い、細く体力がない。
そばに居て助けてあげたいがそれが出来ない。