これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

同僚との飲み会

24日、クリスマスイブ。
昼、
ショートケーキを買いに出かけ、妻の遺骨箱の前にお供えした。


夜、
新卒で入社し22年間勤めた会社の仲間との飲み会に参加するために
出かけた。


参加メンバーは、私を含めて4人。
うち2人は、正社員を続けている。
もう一人は、今年3月、会社を辞め、
週2回高尾山に登ったりして、楽しんでいる。


彼らと飲んだのは3年前で、その時妻はまだ生きていた。


今回彼らに会って、妻の話をどの程度しようかと、
私は前もって考えていた。


1年半前に参加した大学の同窓会や、
1年前に父の49日法要で姉弟妹と会った時、
亡き妻の話をすると、
気を遣われながらも、違う話題に持って行かれている感覚があった。


そのため、今回は相手の様子を見ながら、
妻の話の切る揚げ時を見極めるこころの準備をして、臨むことにした。


最初、一番仲の良かった同僚から、
亡くなった妻について切り出してきた。


私は、妻が亡くなった経緯を説明し、妻との海外旅行での写真を見せたりした。


その間、10分ぐらいで、重いい雰囲気になっていることに気づき、
妻の話は、ここまでにしようと決めた。


その後は、それぞれの、昔のエピソードなどで、盛り上がり、
ハイテンションな2時間半を過ごし、解散した。


それなりに、楽しかった。


普通の人と、自分とのギャップがどのくらいあるかを知る上でも、
たまに、こういう会に参加することは、必要だと思っている。



翌日、再びひとり、妻を思う生活に戻った。


朝、予想した通り、いつもの喪失感に見舞われた。
前日、明るく振る舞った反動で、この朝は、より一層強い寂しさを感じた。


しかし、
妻との“こころの対話”を持つことが出来るこの時間の方が
前日よりも、寂しさはあったとしても、落ち着く。


私は、“自分に正直でいられる”この時間の方が好きだ。

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