これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

2020年8月のブログ記事

  • 「あざとい」

    妻という人を、人に伝えようとしても、 なかなか伝わらない、もどかしさがある。 世間で作られた枠の中に入らない人で 独自の枠を持っていて、一般の枠に入ろうとしない人だった。 そのため、妻はどういう人だということを人に伝える時、 相手は、一般の枠に入っている人には慣れていても、 そこに入っていない妻の... 続きをみる

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  • 「悲嘆」を減らすには

    「個人的な満足をもたらす活動を行なうことで、 「悲嘆」を減らすことが出来る」 という文章を見たことがある。 人それぞれだが、 「起業」、「やりたかった店を開く」、「行ってみたかった国への海外旅行」、 「移住生活」、「人を助けるボランティア活動」 等がある。 そうすることで、 伴侶がいない生活でも、... 続きをみる

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  • 「家族」への郷愁

    夢を見た。 その内容は、 転勤になり、関東地方の山奥のログハウスに住むことになり、 そこで、奥さんと息子の3人で家具の配置を決めたりしている。 周りは山に囲まれていて、2階の窓から見える景色は絶景と言っていい。 なんと言っても、東京の1LDKマンションと違って部屋数、広さ共に 雲泥の差だ。 夢の中... 続きをみる

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  • 33年足りない

    私がおぼろげに描いていた私達夫婦の理想の終末、 それは、 “私が95歳、妻が90歳まで生きて、同時に亡くなること” 同時が理想だが、それが無理ならば。 私が妻を看取るのがいいと思っていた。 順番はそのようになった。 妻は57歳で亡くなった。 私が描いていた理想の時期よりも33年早かった。 あと33... 続きをみる

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  • 軸を無くした後の生活

    最近、コロナ後に、生活様式、価値観が変るという話題を 頻繁に耳にするようになった。 私たちは、どのように変わり、どう生き、対処して行けばいいのか、 というフレーズも、増えている。 私について言えば、 ほとんど変ることはないだろう。 既に、妻を亡くした2年9ヶ月前、 大きな変化を余儀なくされているか... 続きをみる

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  • いい夢

    久しぶりに妻の夢を見た。 2か月半ぶりだ。 起きた時、すぐにその内容をメモしないと、ほとんど忘れてしまう。 今回はメモしなかったので、細かい内容までは分からない。 ただ1シーンだけは頭に残っている。 そのシーンというのは、 私がリストラにあって 家に帰り、妻にそのことを告げる。 (実際には、リスト... 続きをみる

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  • 喪失感と向き合う

    妻が亡くなった後、 食事はいつも遺骨箱の前で、とっている 日により大小はあるが、その時、必ず喪失感を感じる。 例外なく喪失感が出るのは、朝起きた時と、この食事の時だ。 遺骨箱の前で、 妻を亡くした一人の男が食事をしているその姿は、 何ともわびしい姿に違いない。 私は、結婚前の独身の時も同じく、一人... 続きをみる

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  • コロナ禍の夫婦関係

    コロナ禍で 家で過ごすことが多くなり、絆が深まった夫婦がいる反面、 いさかいが多くなる夫婦も多いという。 主人が家にいることが増えることで、 妻の家事等への負担が増大し、 ストレスが増えることが原因のひとつだと言われている。 定年を迎えた夫が、家の中にへばりつき外に出ず 命令だけをする。 こういう... 続きをみる

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  • 期限がある世界 無期限の世界

    私は、毎日、目線は地面に平行か、 たまに目線を下げて地面を見たりして生活している。 地球上の地面に足を付けて生活している人を目にしながら。 現実世界の中に自分がいることが認識されている。 この世界での生活は、永遠ではない。 それは、人間には寿命があるからだ。 自分が死ぬとき、この世界での滞在期間は... 続きをみる

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