これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

2020年11月のブログ記事

  • 妻の無念

    私の感情の中で、 妻の死を言葉で表すと、 「無念」が最も近いように思ってしまう。 私の無念も確かにあるが、これから書くことは妻の無念だ。 本人から聞いた訳ではないので、合っているかどうかわからない もちろん幸せだった という感情もあったはずだ。 しかし、「妻は無念な思いを抱えたまま亡くなった」 と... 続きをみる

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  • 宇宙的視野

    妻が亡くなる前の私は、 “視野”が、“自分の生活圏”にほぼ限定されていた。 妻が亡くなった後も、その限定された視野の範囲は変らなかった。 視野が自分の生活圏だけだと、 妻がいないことで、喪失感が増し、 辛い時間を過ごすことになっている。 たまに、何らかの刺激を受けて、 その時だけ、“地球的視野”に... 続きをみる

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  • 人生の設計図を作った

    テレビで、90歳以上のお年寄りを時々目にする。 その時、私は、 そのお年寄りたちに、 共通したものを感じることがある。 それは、煩悩を取り払った、人生に達観しているような表情だ。 物事を俯瞰して見ることが出来、 “死”を含めて、怖いものが無くなっているような表情だ。 それと比べると、 私の表情は、... 続きをみる

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  • 心が洗われた2時間

    近くのお寺で、「パイプオルガンの夕べ」というイベントがあったので、 行って来た。 18時半開演で2時間行なわれた。 第一部が、パイプオルガンによる音楽法要 第二部が、パイプオルガンコンサート 第三部は、パイプオルガンとアンサンブルコンサート 歌劇に使われる曲を中心に、7曲が演奏された。 妻は、仏教... 続きをみる

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  • 喪失感とは何者

    「喪失感」を好む人はあまりいないと思う。 嫌うのが普通だ。 嫌いだけど、 多くの死別者は、 その喪失感と向き合わなければならない。 私の場合は、 嫌う時期を経て、 向き合おうという境地に入ったところだ。 ただ「喪失感」のことは、 表面が少しわかったぐらいで、 正直、まだよくわからない。 もう少し理... 続きをみる

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  • 妻のことが頭から消えた時間

    9日の月曜日から、11日の水曜日まで 「書類」、「スマホ」、「部屋の鍵」、「メガネ」と連続で、 紛失が続いた。 そして、最終的に、全部が見つかった。 9日月曜日、バイト関係の書類が無いことに気付いた。 慌てたが、置いた場所を、勘違いしていたため、 すぐに見つかった。 ホッとした。 次に、ホッとした... 続きをみる

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  • 妻は “かぐや姫”?

    以前、 妻を“かぐや姫”に例えたブログを書いたことがある。 妻は月からやって来て、そして帰って行ったのだ という内容だった。 当時は、喪失感に押し潰されそうな時期だったと思う。 少しでもそれを緩和するために書いた記憶がある。 今、それを、再び考えた。 今も、喪失感の量は、当時と、ほとんど変わらない... 続きをみる

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  • 動物から学ぶ

    テレビで“へんてこ生物”を紹介する番組を見た。 その中で、カイロウドウケツ(偕老同穴) という「細長い筒形の海綿動物」が紹介されていた。 このカイロウドウケツには、 必ずと言っていいほど、ツガイのエビが住み着く。 二匹で入ってからオスとメスに分かれる、 そして、一生、死ぬまでそこで過ごす。 そのエ... 続きをみる

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  • スーパーに買い物に行きました

    今日は、買い物の予定はなかったのだが、 朝、新聞チラシで、「玉子10個パック98円」を見て、 心が揺さぶられ、急遽行くことにした。 このスーパーは、月に1回ペースで、玉子の特売を行なう。 時間指定があり、10時からと16時からの2回。 いつも、15分くらいで売り切れる。 16時の方に行くことにして... 続きをみる

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