これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

2021年6月のブログ記事

  • デジタルの限界

    しばらく、妻のビデオを見ていない。 頭の中では、妻を毎日見ているが、 ビデオ映像の妻は、しばらく見ていない。 妻の映像を見る時、 “郷愁”と“寂しさ”が同時に発生する。 “郷愁”と書いた時点で、 妻を、過去の人と認めていることになるのだが・・・。 ビデオに映っている妻は、 間違いなく過去のものだ。... 続きをみる

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  • 納豆を食べた後の、むなしさ

    先日、スーパーで「本日限りの特売」表示のあった納豆を、 “本日限り”に、脳が誘導させられて、6パック買った。 納豆はマイナス面のない健康食品というイメージだ。 整腸作用、免疫力アップ、血栓の予防、抗菌作用などがある。 納豆と言えば、発酵食品。 発酵食品は、 納豆のほかに、 ヨーグルト、チーズ、味噌... 続きをみる

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  • 孤独死

    孤独死とは、 亡くなる時、誰にも看取られることなく、一人で死亡することを指す。 日本全体で、年間3万人とも言われ、 50歳代60歳代が多いという。 65歳以下は、民生委員等の見守り対象にならない場合があり、 見過ごされやすいことも理由のひとつといわれる。 私は60歳代で子供がいなく、 姉弟妹も近く... 続きをみる

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  •  私の妻 ⑧ 愛おしさ

    私は「愛おしい」という言葉が好きだ。 「愛おしい」とは、 相手に対する無償の愛を指す言葉と言われている。 確かに、私は、自分自身よりも、 妻の方がずっと大事だという気持ちを持っていた。 それは、命においてもそう思っていた。 私は、いつも妻に対して愛おしさを感じていた。 今でも 妻を思い出す度に、「... 続きをみる

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  • おまけの人生

    ”生と”死” この二つは一体のもので、単独で存在する事はない。 “生” がなければ  “死” はない. “死” がなければ 不老不死の時代が訪れない限り “生” はない。 既に亡くなっている母親から聞いた話だが 私は、生まれた時、全く動かなかったそうだ。 ポンとたたくと動き出したそうだ。 見方によ... 続きをみる

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  • 喪失感との共生

    たまに、喪失感を感じない日がある。 2週間に1度くらいの頻度であり、 昨日がそうであった。 そのような日を除いて ほとんどの日、喪失感を肌で感じながら過ごしている。 そして、定期的に、より強い喪失感に襲われる日がある。 それは、 妻の姿を思い出させるものを見た時や、 妻が使っていた物を見た時のよう... 続きをみる

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  • 地上の私と、空の上の妻

    “目に見えない妻”を想う時、 その姿を頭の中に描く。 目に見えないものを描くので、“想像力”が欠かせない。 私は、毎日の生活で、 食べ物に気を使い、運動をして、人となるべく接するように心がけ、 社会に関わろうとしている。 この様に、健康番組でよく耳にする内容を実践している。 “自分のよりよい人生”... 続きをみる

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  • 「空想」に逃げ込む

    今日は、「空想」の世界に浸りたいと思います。 「空想」は、 思いに制限がなく、自由に物語を描くことが出来、便利だ。 ここから、空想に入ります。 もし私の頭の中から、妻の記憶が全て抜け落ちたとしたら、 どうなるだろう。 まず、喪失感がなくなる。 頭の中で、 妻は元々いない人になるのだから、 対象がい... 続きをみる

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