思い出は、なぜきれいに見えるのだろう。 思い出は、なぜセピア色なのだろう。 思い出は、なぜ私の胸を締め付けるのだろう。 思い出は、なぜ手を伸ばしても届かないのだろ。 私の頭の中には、なぜ妻の思い出しかないのだろう。 頭の中を隅々見渡すと、 端っこに、ほんの少しだけ妻以外の思い出を見つけることが出来... 続きをみる
これからも妻といっしょにの新着ブログ記事
-
-
スーパーで、 何を買おうか ということだけに向いていた意識が、 流れていたBGMが耳に入った途端、 そちらの方に、意識が移った。 その曲は、 曲名を知ることなく、テレビなどで、時々耳にする曲であり、 パリの町並みを歩いている気にさせられるメロディーだ。 これまでは、何気なく聴いていた曲だが、 その... 続きをみる
-
-
-
私が持っている “人との交流円” の直径が、 小さくなっていると感じている。 “普通の人”は、 もっと直径が大きい円を持っているようだ。 かつての私は、 普通の人並みの大きさの円を持っていた気がする。 大きい円を持っていると、 他の人の円と交わる部分が出来やすくなり、 人との交流で、しんどさ を感... 続きをみる
-
-
-
-
-
-
-
私は最近、外に出かけた時の楽しみを見つけた。 それは、 小さな子供を見る楽しみだ。 何が楽しいのか。 子供は、予測不能な動きをする。 昆虫も、予測不能な動きをする。似てる。 妻も、予測不能な動きをよくしてた。 子供は無垢で純粋。濁ってない。 ゴミボックスの穴の中を、頭が中に入ってしまうくらいの体勢... 続きをみる
-
妻の画像や動画を時々見る。 頭の中に映し出される“妻”と、 画像や動画に映っている“妻”との間に ズレがないと感じた時、 ホッとするところがある。 どういうことかと言うと、 自分の妻に対する記憶が、 まだ衰えていないことを確認出来た安堵感とでもいうのだろうか。 妻は間違いなく死んだことは認めるが、... 続きをみる
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
ニュースなどで、 生活困窮者に対する炊き出しの風景を見ることがあるが、 炊き出しに来ている人の心理を考えて見ると、 空腹を満たせる喜びもあるだろうが、 こういうところに並ばないといけない自分の現状を見つめてみて、 周りが幸せそうな情景を見たときの疎外感の方が大きいのではないか。 肉体的な満足と精神... 続きをみる
-
-
-
引き続き終活作業を行っており、 現時点での進行状況を記録しておきたいので、 それを、下に記した。 ■銀行 マンションの管理費、公共料金等、 引落し指定のある銀行を残して、解約出来るものは解約済。 ■ネット証券、生命保険、カード会社は継続。 ■スマホ、公共料金も継続。 ■部屋内の整理 ... 続きをみる
-
-
-
妻の夢を見た。 いつも私は、寝る時、 自分の部屋から寝室に移り、 妻が生前、寝ていたベッドの上で寝るのだが、 (妻はこのベッドで、添い寝していた私の横で亡くなっている) 昨日は、 自分の部屋でテレビを付けたまま寝てしまい、 目を覚ました時、 自分の部屋のベッドに居ることに気が付いた。 起きる直前に... 続きをみる
-
-
ベッドで仰向けになり、ボーッとした状態で、 妻を想っていると、 昔、高校1年位の時に見た「ある愛の詩」という映画の ラストシーンが頭に浮かんできた。 この映画は、身分が違う二人の男女の、真っ直ぐな愛を描いた作品で、 “愛とは決して後悔しないこと” という名セリフがある。 私は、この映画を見たいと思... 続きをみる
-
-
“過去”は、 Fixされたもので、 変えることは出来ないし、戻ることも出来ない。 “未来”は、 何もしなくても、常に私の目の前に存在し、 自分で作り上げることが可能な領域だ。 “後悔”は、 戻ることが出来ない「過去」の中に存在する。 未来は、 ゼロから作り上げるものなので、現時点で後悔は存在しない... 続きをみる
-
妻の記憶は私の脳の中にある。 私だけが持ち得る唯一の記憶だ。 その記憶は、 時に、私に勇気を与え、 時に、私を温かい毛布をかぶせるように、 包み込んでくれる。 妻がいなくなって、当初は、 「生きる意味がなくなってしまった」 という思いが、 私の心の中を全面覆っていたが、 今は、 妻の記憶が、その雲... 続きをみる
-
久々に夢を見た。 悪い夢であり、ちなみに妻は登場していない。 比較的多いあっちこっち飛ぶような夢ではなく、 ストーリーは繋がっていて、しっかりしたものだった。 それ故に、起きたとき、夢だとわかってホッとした。 内容は、 私のお客さんを訪問するため、 上司(30代の時の支店長)を車の助手席に乗せて、... 続きをみる
-
妻を亡くして、 私の人生は180度変ってしまった と、 ずっと思いながら、生きてきた。 でも、 最近、妻がいた時と今は、 変っていないのでは と思うようになりつつある。 もう少し詳しく説明すると、 以前も妻を愛していたし、 今も愛する人は、妻だということ、 この点は、何ら変っていない。 違っている... 続きをみる
-
今年も、はや1年の24分の1が終了した。 私は世界を語れるような人間ではないが、 世界は、いろんなリスクで覆い尽くされていることは、 何となく感じている。 世界の分断、物価高、戦争、地球温暖化(沸騰化)、地震、 台風などの災害、詐欺、等。 これらは、世界視点での話で、 自分には間接的の間接的という... 続きをみる
-
-
-
すべての人間は、 “生” を一回、“死” を一回 与えられ、 この点に関しては平等だ。 これは、物理的現象だけで考えるとその通りなのだが、 これに心の現象を加えて考えると、二回死を迎えることになる。 どういうことかと言うと、 一回目の死は、誰もが考える死、 二回目の死は、その人が、人々から完全に忘... 続きをみる
-
-
また、新しい年を迎えました。 多くの人は、年初に、仕事やお金、健康、自分磨き 等の立派な目標を 立てるのでしょうが、 私の場合は、特に目標はなく、 強いて言えば、 引き続き、粛々と終活作業を進めることでしょうか。 突然、室内で倒れるとも限らないので、 遺品整理で来るだろう親族に迷惑をかけないように... 続きをみる
-
-
-
-
-
2週間ほど続いていた喉の不調が、やっと治まって来たと思ったら、 今度は、 先週から、じわじわと痛くなっていた腰が、 今朝から、歩くのも大変なくらいに悪化してきた。 独自に考えたストレッチ効果で、 3ヶ月ほど前から腰痛が改善していたのだが、 腰痛が再発しただけでなく、 木曜日のテニスも、出席が危ぶま... 続きをみる
-
-
私のこれまでの人生を、下記のように4つに分類した。 第1ステージ 実家での生活 18年、 第2ステージ 学生時代及び、サラリーマン時代の独身生活 20年、 第3ステージ 結婚生活 24年半、 第4ステージ 死別後 6年経過 死別前の3つのステージは、18年、20年、24年半であり、 1ステージが約... 続きをみる
-
-
テレビで、ふたりの100歳の女性が紹介されていた。 1人は、食堂で週6日ラーメンを作るおばあちゃん、 もう1人は、今も現役の化粧品販売員。 2人とも、言葉が途切れることなく出てくるし、 姿勢が良く、動きも老人の動きではない。 100歳でも不自由なく生きている感じだ。 一方、 70代の芸能人が亡くな... 続きをみる
-
-
-
-
人生には波があり、山と谷を繰り返す。 私は、若い時は、 山の状態の時、 これが私の実力であり、私の人生だと思い込みがちで、 そのあと、ドーンと一気に下り、 谷の状態になることが多かった。 すると、今度は謙虚になり、しばらく、この状態に耐えていると、 再び山の状態になる。 すると、また自信過剰となり... 続きをみる
-
-
-
-
-
-
-
-
妻が、昔、 「私、“追っかけ”をしたことがないのよ」と言ったことがある。 今は、「追っかけ」という言葉は聞かなくなったが、 今で言う「推し活」に近いのかと思う。 最近は、中高年の女性も、ジャニーズや韓ドラなどで、 「推し活」にはまっている人が多いみたいだが、 妻の場合は、 テレビでそういう人が出て... 続きをみる
-
-
-
-
-
-
亡くなった人のことを、 「天国に行った」、「お空から見てる」、「心の中にいる」 などのように、 あたかも、その人が存在するかのような表現がよくされているが、 そう言っている本人は、本当にそう思っているのだろうか。 「その人のすべては無くなり、終わった」 という言い方をする人は、ほとんどいない。 「... 続きをみる
-
-
13日の午前0時20分頃、 バタバタバタと虫が飛んでいるような音がし始めた。 共用廊下に照明があるので、 光を求めて、蛾でも飛んでいるのかと思い、 窓を開けて、その照明を見たが、虫の姿は見つからない。 その音の出所を見つけ出そうと思い、耳を澄ますと、 かなり近くで聞こえる。 上を見ると、部屋の照明... 続きをみる
-
-
週末に、 お寺が主催する「エンディングフェア」に行ってきた。 境内では、いくつかのブースが出店しており、 多くの人で賑わっていた。 4つの終活セミナーに参加した。 60代が多いように思えた。 私は、まだ、終活の堀を固めている段階なのだが、 とても参考になる話が聞けて、 多少、頭の中の整理が出来た。... 続きをみる
-
今日10月6日は、妻の命日で、 妻が亡くなってから6年が過ぎた。 死別経験者にとって、 6年は、長く感じる人もいれば、 短く感じる人もいて、それぞれ感じ方は違うだろう。 6年というのは、それなりの年数であると思うが、 私は、 妻の面影が、まだはっきりと残っていて、 そんなに経っていないような感覚が... 続きをみる
-
-
-
人生は、 「生」の点と「死」の2点を結ぶ線上を、 生から死へと時間と共に進み、 「死」の点へ到達した時点で、終了すると考えている。 今、私は、その線上を、 「死」という点に向かって、進んでいる最中である。 一方、妻は、6年前に突然、ぷつんと線が切れて、 切れたところに、「死」という点が付いて、 妻... 続きをみる
-
-
-
-
『人生に起る出来事にはすべて意味がある』 この言葉を否定しないで、 「妻が私より先に亡くなったこと」について考えてみた。 夫婦で同時に亡くなることは、 心中や、二人同時に事故に遭うなど、 極めて限られる場合でしか起らない。 そうでないなら、 どちらかが先に亡くなることになる。 私達夫婦の場合は、妻... 続きをみる
-
-
-
-
出かける前にテレビを付けると、 「徹子の部屋」という番組をやっていて、 ゲストで大和田獏が出ていた。 黒柳徹子との30分の対談なのだが、 大和田獏の話を聞きたくて、 出かけるのを番組後にすることにした。 大和田獏は、妻である岡江久美子を、 新型コロナウイルス感染症による肺炎で、 3年前に、亡くして... 続きをみる
-
-
-
-
-
-
出産時に夫の立ち会いのもと、 痛みとの戦いを経て、無事に赤ちゃんを出産し、 涙する奥さん、それを見て微笑む旦那、 番組でその様なシーンを見ていた。 一つの命が誕生する瞬間であり、 見ていて、“命”というものを改めて考えることになった。 私は、それを見た後、 目がテレビの下に移った。 テレビの下には... 続きをみる
-
-
-
-
-
-
妻の夢を見た。 夢は毎日見てると思うが、 その内、朝起きた時、記憶に残っている妻の夢は、 過去を調べると、 2022年5月、9月、2023年1月、4月、 そして、昨日となる。 これを見ると、3、4ヶ月周期で見ていることになる。 ということは、年に3、4回見るということになる。 妻の夢は、 失われた... 続きをみる
-
-
-
-
-
-
-
外を歩いていると、蝉の鳴き声が聞こえるようになった。 家にいる時、 毎年、バルコニー前の木から聞こえていたのだが、 今年は、聞こえて来ない。 その理由は、 最近、木の剪定が行われ、枝や葉が減り、 蝉が寄りつかなくなったからだろう。 蝉の鳴き声を聞くと、 妻が毎年口にしていた言葉が、頭をよぎる。 「... 続きをみる
-
-
-
-