これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

これからも妻といっしょにの新着ブログ記事

  • 妻の存在

    妻がいなくなって、もうすぐ3年になる。 時々、 妻の存在が私にとって何だったのか考えることがある。 以前は、妻がいた。 今は妻がいない。 この違いは、限りなく大きい。 妻を目の前にしている時、 自分が最も輝いているのを感じていた。 自分の一番いい面が自然に出てくるのを感じていた。 妻がいなくなって... 続きをみる

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  • 今の住まいは仮の住まい

    これから書くことは、「あの世」が存在することを前提としたもので、 すこしだけ、怪しい話になります。 想像の世界ではありますが・・・。 私たちは、人が亡くなった時、 「あの世に行った」という言い方をよくする。 「あの世に還る」だったらどうか。 前者が、「この世」を主体と考えることから出る言い方である... 続きをみる

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  • カレーライスの役割

    人間の世界で、誰が一番好きかというと、 妻だということは、今さら言うまでもない。 「人間の世界以外で好きなものは」となると 少し考えるが、 「カレー」 なのかなと思う。 インドカレー、さらさらのカレー、スープカレー、 子供の頃食べた母親が作ったカレー、 そば屋さんの黄色いカレー、レトルトカレーも大... 続きをみる

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  • 妻の動画を見て

    妻の遺骨箱に手を合わせる時、 横に立てかけているスナップ写真に目をやることで、 動いていない妻の姿は、毎日見ている。 動画については、 パソコン内のフォルダをクリックすることで 初めて見ることが出来る。 先日、久しぶりに妻の動画を見た。 いつもは、概ね1か月に1度のペースで フォルダをクリックする... 続きをみる

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  • 健康診断を受ける意味

    健康診断に行ってきた。 毎年受診しているクリニックであり、 妻が腹痛のため検査を受け、がんの疑いを告げられた場所でもある。 診察を座って待っている時、 妻の今後の治療について相談をした医師が、 廊下を歩いてきた。 目が合えば挨拶をしようと思っていたが 相手は私に気がつかず、目の前を通り過ぎて行った... 続きをみる

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  • 「あざとい」

    妻という人を、人に伝えようとしても、 なかなか伝わらない、もどかしさがある。 世間で作られた枠の中に入らない人で 独自の枠を持っていて、一般の枠に入ろうとしない人だった。 そのため、妻はどういう人だということを人に伝える時、 相手は、一般の枠に入っている人には慣れていても、 そこに入っていない妻の... 続きをみる

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  • 「悲嘆」を減らすには

    「個人的な満足をもたらす活動を行なうことで、 「悲嘆」を減らすことが出来る」 という文章を見たことがある。 人それぞれだが、 「起業」、「やりたかった店を開く」、「行ってみたかった国への海外旅行」、 「移住生活」、「人を助けるボランティア活動」 等がある。 そうすることで、 伴侶がいない生活でも、... 続きをみる

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  • 「家族」への郷愁

    夢を見た。 その内容は、 転勤になり、関東地方の山奥のログハウスに住むことになり、 そこで、奥さんと息子の3人で家具の配置を決めたりしている。 周りは山に囲まれていて、2階の窓から見える景色は絶景と言っていい。 なんと言っても、東京の1LDKマンションと違って部屋数、広さ共に 雲泥の差だ。 夢の中... 続きをみる

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  • 33年足りない

    私がおぼろげに描いていた私達夫婦の理想の終末、 それは、 “私が95歳、妻が90歳まで生きて、同時に亡くなること” 同時が理想だが、それが無理ならば。 私が妻を看取るのがいいと思っていた。 順番はそのようになった。 妻は57歳で亡くなった。 私が描いていた理想の時期よりも33年早かった。 あと33... 続きをみる

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  • 軸を無くした後の生活

    最近、コロナ後に、生活様式、価値観が変るという話題を 頻繁に耳にするようになった。 私たちは、どのように変わり、どう生き、対処して行けばいいのか、 というフレーズも、増えている。 私について言えば、 ほとんど変ることはないだろう。 既に、妻を亡くした2年9ヶ月前、 大きな変化を余儀なくされているか... 続きをみる

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  • いい夢

    久しぶりに妻の夢を見た。 2か月半ぶりだ。 起きた時、すぐにその内容をメモしないと、ほとんど忘れてしまう。 今回はメモしなかったので、細かい内容までは分からない。 ただ1シーンだけは頭に残っている。 そのシーンというのは、 私がリストラにあって 家に帰り、妻にそのことを告げる。 (実際には、リスト... 続きをみる

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  • 喪失感と向き合う

    妻が亡くなった後、 食事はいつも遺骨箱の前で、とっている 日により大小はあるが、その時、必ず喪失感を感じる。 例外なく喪失感が出るのは、朝起きた時と、この食事の時だ。 遺骨箱の前で、 妻を亡くした一人の男が食事をしているその姿は、 何ともわびしい姿に違いない。 私は、結婚前の独身の時も同じく、一人... 続きをみる

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  • コロナ禍の夫婦関係

    コロナ禍で 家で過ごすことが多くなり、絆が深まった夫婦がいる反面、 いさかいが多くなる夫婦も多いという。 主人が家にいることが増えることで、 妻の家事等への負担が増大し、 ストレスが増えることが原因のひとつだと言われている。 定年を迎えた夫が、家の中にへばりつき外に出ず 命令だけをする。 こういう... 続きをみる

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  • 期限がある世界 無期限の世界

    私は、毎日、目線は地面に平行か、 たまに目線を下げて地面を見たりして生活している。 地球上の地面に足を付けて生活している人を目にしながら。 現実世界の中に自分がいることが認識されている。 この世界での生活は、永遠ではない。 それは、人間には寿命があるからだ。 自分が死ぬとき、この世界での滞在期間は... 続きをみる

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  • 蝉の鳴き声

    25日、 バルコニーの前にある木から、今年最初となる蝉の声を聞いた。 梅雨が長引いているせいか、いつもより、遅いように思える。 蝉としては、まだ夏ではないと判断していたのだろうか。 その日は、5分くらい鳴いて、静かになった。 時世に歩調を合せて自粛しているのだろうか。 感染しないので、泣いてもいい... 続きをみる

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  • 公園にて

    私は時々公園へ行く。 新聞や本を読むことや、 バイト先への報告を、iPadで入力・送信したりする目的で、 利用している。 この日は、バイト先への報告を入力するため、公園へ向かった。 家から、3分くらいで到着する。 狭く窮屈な部屋の中より、自然の中の開放的な中で作業する方が、 気持ちがいいのでそうし... 続きをみる

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  • 木曜日は、テニスの日

    木曜日は、いつものテニスの日。 腰痛が完治までは行かなくとも治りつつあったため、 5年ぶりに復活させて、毎週プレーしている。 テニスをした後は、アルファ波が全身を覆い、 すごく気持ちいい状態となる。 一つだけ、昔と違うのは、 こころの中心部だけは、アルファ波が及ばない点だ。 それでも、何もしない状... 続きをみる

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  • 「旅行積み立て商品券」

    毎日、Go Toキャンペーンのニュースがテレビで流れている。 お得に旅行が出来るということで、 妻が生きていたら、私は、今頃、いろいろ計画を練っていただろう。 今は、自分には関係ないキャンペーンだと思っている。 会社を退職して、時間を自由に使えることになり 年に1回、妻と海外旅行をすると決めていた... 続きをみる

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  • 「やっていることで、無駄な事はない」

    一番大切な人を喪った後の生活ほど難しいものはない。 何を目的に生きていくのかが分からないからだ。 目的なく生きても、この世に存在することは出来る。 しかし、存在しているだけであり、 人間ではなく、意思を持たない「物」状態と言えるだろう。 人間に復活するには、どうすればいいかを考えながら 毎日を過ご... 続きをみる

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  • 妻は「規格外野菜」

    経済番組を見ていて 通常廃棄されていた規格外の野菜を、農家の言い値で買い取り、 それを原料にして、野菜シート(海苔の野菜版のようなもの) を作っている会社が紹介されていた。 これはフードロスという社会問題の解決につながり、 農家を助け地域貢献にもなる。 健康のためにも良く、消費者も喜ぶ。 多くの目... 続きをみる

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  • 信頼から来る心の安定

    会社にいた頃は、人とのコミュニケーションには言葉が必須だった。 話の途中で沈黙が出来ると、 繋がりの安定性が揺らぐのを心配して、 次の話題を急いで探していたように思う。 関係が悪いわけではないが、 言葉が無いと、繋がれないと感じる関係が多かった。 こういうのは決して安心・安定のある関係とは言えない... 続きをみる

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  • 「あの世」を信じる人の割合

    毎日、モヤモヤとした生活を送っている。 その原因は、概ね分かっている。 目的を持たず、日々を過ごしているからだろう。 命の維持だけを目的にした行為は行なっている。 例えば、ご飯を食べる。そのための買い物、水洗い。 老後生活のための節約。あるいは資産運用。 以前は、目的意識を持って生きることは、そう... 続きをみる

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  • 子供 動物 妻

    「子供」、「動物」、「妻」、 この三つには、共通点を感じることがある。 子供や動物は、未来の事を考えず、 今、目の前にある事だけに集中しているように見える。 公園などで、小さな子が目的物に向かって、走っている姿、 前後の事は考えていない。 頭の中は目的物一色のように思える。 これを“無邪気”という... 続きをみる

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  • “在宅緩和ケア” “ホスピス”  看取り

    妻は自宅での緩和ケアを希望し、 手術、抗がん剤の投薬は行なわず、 痛み止め薬だけで、残された4ヶ月半の人生を過ごした。 痛みを数回訴えただけで、大きな痛みはなかったように見え、 そういう点では、妻の意思は叶えられたと思っている。 一方、 今でも,、こころの中に残っていて消えない、 大きな後悔がある... 続きをみる

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  • 喪失感というウイルス

    コロナ対策の難しさは、“命”と“経済”の両立が出来ないこと。 一つを良くしようとすると、その分、片方が悪くなる。 あちらを立てればこちらが立たない。 二律背反 二者択一 こういうことは、世の中にいくつもある。 私の生活の中でも、 そういうことに出くわすことが度々ある。 それは、妻を思い出す場面で起... 続きをみる

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  • 心の整え方

    妻と過ごした24年6ヶ月、 100%手抜きなしの24年6ヶ月。 妻と出会うまでの38年、 手を抜いてるつもりはなかったが、 振り返ると、何となく生きていたような38年。 妻がいなくなってからの2年8ヶ月、 真剣に生きようとしなくなった2年8ヶ月。 過去となってしまったあの24年6ヶ月、 本気で生き... 続きをみる

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  • 私の妻 ⑦ 不器用だった妻

    4月、5月にコロナで中止となっていたバイト先のミーティングが 水曜日、リモートで行なわれた。 私は会社まで行く時間を別のことに使え、 会社としても、交通費の支出を減らせる。            いい点は多い。 しかし、IT化が進むことで、それがすべてだと思い込み、 アナログを軽視、馬鹿にする風潮... 続きをみる

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  •  “寿命”

    人間はなぜ死を恐れるのか。 私は妻と生活していた時と比べて、 恐れは十分の一くらいになったような気がする。 それは、 失うものがなくなったためかもしれない。 怖くなくなったからと言って、 それを選ぼうとは思っていない。 自分の命は天に任せるつもりだ。 そうすることで、 どういう生活をすれば長生きす... 続きをみる

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  • 「想うこと」 にはお金がかからない

    田舎にいる姉からラインが来た。 相続で、 父親名義を弟名義に変更して売り出していた空き家が、 売却出来たことを機に、 姉が管理していた現金のうち、 今後、“墓じまい”の可能性もあることから 菩提寺にかかるだろうお金は残し、 それ以外の現金を、4人(姉私弟妹)で分けようと思う。  という内容だった。... 続きをみる

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  • 運命の力

    妻との繋がりが続いている。 ずっと続いている。 時間がその強さを弱めていくことがあるが、 一向に弱まる気配はない。 何か、劣化させない力が働いているのだろうか。 その力というのを、私は分かっている。 それは、「運命」という力。 妻には、出会った時から運命を感じていた。 何か他の人と違うものを感じた... 続きをみる

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  • “無”を想うことは出来るか?

    妻のすべては無くなって、何も残っていない。 それとも、見えないけれど、何か残っている。 この、どちらかしかない この答えを、生きている間で、知ることは出来ない。 私は、後者だと思っているから 妻を毎日想い続けている。 もし前者のように、妻が“無”になっているとしたら、 無いものを思い続けることは可... 続きをみる

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  • 普通が大事

    以前は、 私は社会の中で普通の位置では物足りないと思っていた。 平均よりは裕福になりたいと思っていた。 社会で普通以上に認められる人でありたいと思っていた。 しかし、私は普通のままでここまで来た。 妻は、 普通以上であることを、私に求めることはなかった。 それは、妻にとって重要なことではなかった。... 続きをみる

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  • 妻と私 組み合わせから来る心地よさ

    昨日、朝起きて、アルファ波が出ている感覚があり、 普段にない気持ち良さがあった。 通常、寝起き時は、一日のうちでも気持ちが良くない時間帯である。 しかし、その日の朝は、アルファ波を感じた。 理由は、妻の夢を見たような感覚があったからだ。 「見たような」とは、どういうことかというと、 夢の中に妻が現... 続きをみる

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  • “つがいのハト”が現れる意味

    今日のブログは、読むことをお勧め出来ない内容です。 私が、ブログを書く目的は、 “妻の生きた証”を文字で残すこと、 “妻を想う感度”を時間が経過しても落ちないようにするため、 の2つ、 そして、もう1つ、 “日記・記録”として利用している側面もある。 今回のブログは、この“日記・記録”に該当します... 続きをみる

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  • 人生で最も大きな衝撃

    今日は5月23日 この日は、3年前、妻にがんの告知があった日 この日から、137日間の、在宅での闘病生活が始まった。 3年というのは、そこそこの長さだが、 その時の感情は鮮明に残っており 最近のことのように思える。 この衝撃は、何の防備もしていない私の心を 突然、破壊するがごとく襲った。 全く手の... 続きをみる

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  • 私の妻⑥ 食べ物を移してくる妻

    妻を中心に据えて生活しようとしていた私。 私を中心に据えて生活しようとしていた妻。 お互いが、自分よりも相手の方が大事だと考える夫婦だった。 そのため、物事を決めるとき、 お互いが、相手に選択を委ねた。 例えば、日帰りバス旅行の行き先を決める際に、 妻は、私の行きたいところでいいと言うし 私は、妻... 続きをみる

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  • 妻と出会った人生

    私の人生には、 妻に出会うという奇跡があった。 その奇跡が皮肉にも、 今、私を苦しめている。 少々、オタクっぽくなるが、 私の人生を、 “肉体”と“魂” の組み合わせをもとに、 大きく4つに分けてみた。 私は、現在、第三章にいる。 第一章 独身時                  私の 肉体と魂 ... 続きをみる

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  • 女性脳

    亡くなった妻の話を私がするのを聞いて、 他人でありながら、 涙を流した人を数えたら、今までに、4人いました。 それは、 バイト先の会社の事務の30代の女性。 妻との海外旅行で1週間バイトを休むことを伝える際、 妻のことをたくさん話した相手だ。(妻は、その半年後に亡くなった) 私が入っている外資系生... 続きをみる

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  • 「ウイルス」と「喪失感」

    新型コロナの第一波の出口が、かすかに見え始めている。 秋口、冬口に、変異したコロナによる 第二波、第三波が来ると思うが、 第一波は、一旦収束する可能性が出て来ている。 普通は、ここで一服するところだが、 死別経験者は、もう一つ、抱えている「喪失感」と 向き合わなければならない。 「ウイルス」と「喪... 続きをみる

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  • なぜ健康に気を配る

    私は「健康番組」を、妻が亡くなる前も、 亡くなった後もよく見ている。 「健康番組」を見る目的は、健康でいたいからであり、 それは、長生きに繋がる。 しかし、そこで疑問が沸いてきた。 私は、妻を亡くしてからは、長生きする必要がなくなったはずだ。 そのような番組は見る必要ないはずだ。 なのに見ている。... 続きをみる

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  • 日本は平和な方

    「緊急事態宣言」で外出が自粛となっている。 テレビで、 外に出られない不安や不満解消のための 「家の中での過ごし方、楽しみ方」などの紹介番組が満載だ。 「今は耐えて、必ず出口があるから頑張ろう」のような 有名人のメッセージ動画。 これらを見ている時、ふと、 世界のあちこちでキャンプ生活を送っている... 続きをみる

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  • 存在しない人を愛する

    テレビで、 1つの物を一途に愛する外国人を見た。 その外国人は、日本の包丁のきめ細やかさに心を打たれ 自身も20数本の包丁を持っている。 包丁について愛おしそうに語る彼の姿は 包丁には全く関心がない私でも 見ていて、気持ちがいい。 “1つ”を愛する人の姿・表情は心が洗われる。 そういう人は、変わっ... 続きをみる

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  • 次の役割

    先日、好感度の高い有名な女優が、新型コロナで亡くなった。 63歳だった。 家族からしたら、無念さは計り知れないだろう 早く亡くなる人に、“いい人”が多いという印象がある。 妻も、私にとって、“いい人”だった。 なぜ、いい人がこの世から早くいなくなるのか? 人に、“生まれ変わり”があるとしたら、 そ... 続きをみる

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  • コロナの終息時期

    「コロナの終息時期」 その答えが分かる人は誰もいない。 テレビでコメンテーターが答えているとしたら、 立場上、答えなければいけないからだろう。 世の中に影響を与えることのない立場の人間として、 自由に、無責任に、論理性なしの感覚で予想してみた。 私の考える終息時期は、 世の中の価値観や意識の劇的な... 続きをみる

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  • 日々の生活と“むなしさ”

    毎日、淡々とした生活を送っている。 妻がいた頃は、毎日心に動きがあった。 川の流れのように、 静かな流れの時もあれば、流れが早くなるときもあった。 時には、滝に出くわし、激しく流れ落ちる時(喧嘩の時) もあった。 毎日心が揺さぶられながら、生活を楽しんでいた。 定期的に喧嘩はしていた。 妻はこだわ... 続きをみる

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  • 「出口のあるトンネル」

    私が今いる場所は、 「コロナトンネル」の中ではなく、 「死別トンネル」の中だ。 世の中、コロナショックで、 事態の収束が見えない状態だ。 多くの人が、 トンネルの中の暗闇にいるような心境だろう。 出口までの距離が分かっていたら、 その距離が多少長くても、 不安は軽減されるはず。 人間、 見えないと... 続きをみる

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  • “家庭”を感じる時

    “中華そば3日間限定半額”のチラシを見て、昨日行ってきた。 店は路地裏にあり、 チラシに載ってる地図がなければ迷うような場所にあった。 11時45分に到着で、3人並んでいた。 待ち時間5分ほどで中に入ることが出来た。 見た目40歳代男性がそばをつくり、 もう一人、奥さんと思われる女性が客の誘導とレ... 続きをみる

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  • クマのぬいぐるみ

    ここ数日、散らかった部屋の整理整頓をしている。 小さなケースに入った文房具が、いくつも見つかったため、 1つの大きなケースにまとめた。 鉛筆や消しゴムを見ると、 妻がそれを使って字を書いたり消したりしている姿が思い出され、 「もういないんだ」 と再認識され、 悲しくなってくる。 箱があり、蓋を開け... 続きをみる

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  • 「バーチャル」と「リアル」

    私は、妻との老後生活を楽しみにしていた。 そのため、倹約により老後資金を残し、健康にも気を配り、 会社をやめた後も、妻に生き生きした自分を見せ続けるため、 「定年がない活動探しのためのセミナー」を見つけては、 参加していた。 着々と準備が出来ていると感じていた。 私は、普段、 妻が亡くなった場合の... 続きをみる

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  • 「東京一極集中」

    テレビは新型コロナに関するニュース一色である。 東京に住まいを持っているが、一時避難ということで、 地方に帰省したり、別荘などに移動する人が増えているとのこと。 地方からすると、 移住を促しても、都会の便利さを手放せず、 なかなか来てくれないのに、 困った時だけ地方を利用する「いいとこ取り」は、 ... 続きをみる

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  • 「人生の応援歌」

    「歴史秘話ヒストリア」という番組の冒頭で流れる 神秘的で透明感あふれるテーマ曲に、 いつも心地よさを感じていたので、 検索して曲名を調べてみた。 「storia」という曲だということが分かった。 そして、YouTubeで聞いてみた。 やっぱり、癒やされる。 右側に表示される関連動画に目をやると、 ... 続きをみる

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  • 「もっと、もっと」の欲望 と「新型コロナ」

    アルバイト先から、今週一週間活動自粛を伝えるメールが来た。 町を自転車で走っていると、人がまばらなのがわかる。 以前は、人をかき分ける感じで歩いていたのだが、 人とすれ違う時、以前と違って十分隙間があり、 ストレスがかからない。 夕食のために、量り売り惣菜店に立ち寄ったが、 感染防止対策のためか、... 続きをみる

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  • 生きようとする姿

    なぜ子供が可愛いいか。 まだ持っているものが少ない状態で 今持っているものを、目一杯使って何かをやろうとしている姿が 心に響く。 動物も、人間に比べて、持っている能力が少ない。 そういう生き物が、生きるために、 持っているものをフルに使っている姿、 これらは、私の心を動かしてくれる。 逆に、 生き... 続きをみる

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  • 無愛想な私

    妻を亡くしてからは、 魂が抜き取られたような感覚があり、 それが、表情や動きに出ている。 スーパーでの買い物や、外食をした後の、レジでの支払い時、 表情がなく、無気力な感じで、お金またはカードを差し出す。 レジ係の人は、 「何と表情のない、鋭気を感じさせない中年男性だろう」と、 心の中では思ってい... 続きをみる

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  • 時間の、「長さ」と「質」

    7月予定のオリンピック開催が微妙になっている。 体(健康)と経済(お金)のどちらを優先するかで決定が左右する。 私は、オリンピックを見たいとは思うが、 中止になっても、それはそれでしょうがないという位の感覚だ。 競技を見たいと思ってはいるが、 競技場に自転車で行けるところに住んでいるため、 どちら... 続きをみる

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  • また “不思議なこと” が起こる

    またまた、不思議なことが起こった。 12日、外出時、歯ブラシケースを失くした。 リュックサックのポケットから、こぼれ落ちたのだと思う。 どこで落としたのかわからず、見つかることはないと思い、 すぐに、新しい歯みがきと歯ブラシを購入した。 17日、18時過ぎ、外から帰って来て、 部屋の玄関ドアの前ま... 続きをみる

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  • 終活中

    昨年、10月から終活を始めている。 5年の間に終えることを目標にしている。 私は子供がいなく一人住まい。 もし、室内で倒れたら、 誰も気付かず、数ヶ月後に発見されるというケースも、 十分ありえる。 4人姉弟妹だが、あとの3人の住まいは西日本で 離れていて、 連絡も、父母の法要に関するやり取りの時く... 続きをみる

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  • 「子供はいらない」と言った妻

    そろそろ、妻へのプロポーズの時期をちらちらと考え始めた頃 妻との交際が順調に続いていたある日、 妻はきわめて重たい難題を私に持ちかけてきた。 妻は、 「私は、子供はいらないんです。」 と私に打ち明けた。 そして、「○○さん(←私のこと)が、 どうしても子供が必要と思っているのなら、別れましょう。」... 続きをみる

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  • 「魂でもいいから、そばにいて」

    私は以前から、新聞は毎日読み、 テレビは、経済番組やドキュメンタリー番組をよく見ていたが、 本を読むことはあまりなかった。 たまに読むのは、ハウツーものなどで、 人生をいかにより良く生きるか という観点で選んでいた。 今は、その手の本は、全く関心が無いというか、 必要がなくなった。 時々、図書館に... 続きをみる

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  • スーパーでの光景

    夕方、スーパーで買い物をした。 レジで会計を済ませ、食材をレジ袋に詰めていると、 「これ78円じゃないの」という声が耳に入ったので、 振り返ってレジの方を見ると、 70代半ばくらいのおじいさんがレシートを見せながら レジ係に説明を求めてる姿があった。 レジ係の女性は「これは100g当たりの値段です... 続きをみる

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  • 妻の「キャリーバッグ」

    毎年、この寒い時期になると、妻との海外旅行を思い出す。 2015年3月31日に会社を自主退職し、時間が取れるようになったので、 2016年2月に、「イタリア」、 2017年2月に、「ナイアガラの滝・ニューヨーク」 の海外旅行に行った。。 それまでは、休みが取れないことと、 ゴールデンウィーク、お盆... 続きをみる

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  • 「発想の転換」が効かない

    「どん底」だという状態に陥ったとき、 50歳を過ぎた頃から 4つのことを行なうことで、 ほとんどのことが底から脱することが出来ていた。 そのため、底に陥っても、さほど動揺することはなくなっていた。 ・脱出策を考えて実行する  ・耐えて時間を稼げば、だんだん楽になっていく。 ・人に助けてもらう(←あ... 続きをみる

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  • 数少ない「いい日」

    妻がいた頃は、 基本的には、いい日で、 時々悪い日があり、その後は必ずいい日が来る、 というパターンの毎日を送っていた。 今は、ほとんどの日、 今にも雨が降りそうな どんよりした空模様のような日々を 送っている。 ボクシングでいうと、ボディブローのようで、 とどめを刺さないが、じわじわ攻撃されてい... 続きをみる

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  • 癌 告知から亡くなるまで 妻と過ごした137日 ㉖

    1917年 10月6日 9時40分、 看護師が来訪、いつも通りおむつ交換をした後、 ガーゼを床ずれの背中に当て、テープで留めた。。 歩けなくなったため 必要でなくなった手すりのレンタルをキャンセルするため、 業者に電話した。。 昨日、右目から涙が出ていたが、 今日は左目から涙が頬を流れていた。 こ... 続きをみる

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  • 私の妻 ⑤「純粋さ」

    私が妻の言動になぜ癒やされていたか、考えてみた。 妻は「純粋な心」を持っていた。 作り上げた物ではなく、 自然に持ち合わせているように見えた。 あまり出会うことのないタイプの人だった。 一途に相手を思い続けるという傾向もあった。 私に対して、「出世」や、「給料の額」などについては、 一度も触れたこ... 続きをみる

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  • 「生命保険」を続ける理由

    昨日、 私が入っている生命保険会社の担当営業女性(60代後半) と面談した。 その保険会社が行なう定期面談と、 保険金受取人が妻のままだったことで、 それを姉に変更する手続きのために会った。 満期まであと1年2ヶ月。 生命保険は、 私が妻より先に亡くなって死亡保障金が出ることで、 残された妻が生活... 続きをみる

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  • 「夢」を上回るもの

    木曜日、5年ぶりに再開しているテニスに行った。 5年前に比べると、動き、反応共に衰えが顕著なのは、 5歳年を取ったのだから仕方ない。 しかし、プレイ後に、脳から出ているアルファ波を感じることは、 5年前と変わらない。 体を動かすことと、テニスが面白いと思っていることが、 ストレス発散に効果があると... 続きをみる

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  • 「生きる目的づくり」

    人間、目的がなく生きるのは、 この上なく辛いし、何か気持ちが悪い。 妻がいたときは、 妻に喜んでもらうことだけを考えていればよかった。、 特に意識することなく、 それが自然に目的となっていたため、 何も仰々しく、「生きる目的」を掲げるようなことを しなくてもよかった。 しかし今、妻がいなくなってか... 続きをみる

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  • 癌 告知から亡くなるまで 妻と過ごした137日 ㉕

    1917年 10月5日 早朝4時の前後30分位の間、 隣で寝ている妻の 「うううっ」という うなされているような声が続いた。 何か、悪い夢でも見ているのだろうか。 6時頃、 妻は起きて、 私が小コップに注いだパインジュースを2杯、 自分の手で持って飲んだ 10時45分、看護師が来訪。 おむつ替えを... 続きをみる

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  • “想像” “妄想”

    妻は「肉体」を57年間レンタルして、レンタル期間終了。 天に返還した。 今は「魂」だけになり、 次の肉体の貸し出しがあるまで、 自由に動き回っている。 「犬」、「ハト」、「カラス」や「虫」の体を一時的に借りて 私の前に、時々現れている。 と思っている。 私も、「肉体」を今レンタルして身に纏っている... 続きをみる

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  • 私の妻 ④ 「妻に雰囲気の似た人」

    最近、テレビに時々出る人で、 妻を思い出させる雰囲気を持った女性が2人いる。 外見ではなく、雰囲気が ということだ。 1人はタレントのH・Sさん。 H・Sさんは、時々バラエティーに出ている天然キャラで、 演技ではない正真正銘の天然なところがいい。 妻も、素材そのものが、天然という感じだった。 もう... 続きをみる

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  • 「幸せ」の仕組みが崩れた

    私の、幸せを感じる仕組み 私に“いいこと”が起こると、 幸せの「予感」が私の体の中に発生する。 (この時点では、まだ幸せを感じるまではいきません) 次に、それを知った妻が嬉しそうな素振りを見せる。 そういう妻を見た時、 私は、初めて“幸せ”を感じる。 これが、妻が生きていた時のパターンで この仕組... 続きをみる

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  • 『涙』

    涙の原因は、「悲しみ」、「喜び」、「怒り」、「同情」、「心配」、「恐怖」 などがある。 ということだが、 今の私は、「悲しみ」「同情」の場合がほとんどで、 その他の原因で涙することはあまりない。 妻が亡くなるまでは、 感動するものを見た時、 涙することが多かった。 妻を亡くしてからは、 妻を想うこ... 続きをみる

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  • 癌 告知から亡くなるまで 妻と過ごした137日 ㉔

    10月4日 妻は10時半くらいまで寝ていた。 11時頃、ケアマネージャーと看護師が来訪。 おむつ替え、シーツの取り替えを行なった。 妻は目をつぶったままで、しゃべらないが、 反応はしている。 今日は、妻が参加しない(出来ない)会話を幾つかした。 足首から先を布団から出して寝ている妻を見て 看護師さ... 続きをみる

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  • 同級生からの“グリーティングカード”

    8日に、学生時代の友人からメールで、 「新年のご挨拶」のグリーティングカードが届いた。 その内容は、 「昨年、奥さんが年末に骨折、 同い年の職場の同期が2名亡くなり、 高校の同級生が1名亡くなり いつ我が身にも起こるかわからないと実感する」 と書かれていた。 「新年のご挨拶」でネガティブな内容を書... 続きをみる

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  • 私の妻③  関西、関東の融合型

    私の妻は、大阪で生まれ、小学5年で東京に引越して来た。 東京、東京寄りの千葉県、 結婚後、神奈川、東京と移り住んだ。 片方だけで住んでいたのではない点で、ハイブリッド(混合)型と言える。 マニュアルを無視した行動が多い点は、関西型かな。 (関西でも基本的には、マニュアルに沿っていますが) 予測不能... 続きをみる

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  • 妻に会えなくても大丈夫です

    ブログで何度も書いているように、 妻には何としても会いたい。 “この世”で会うことは叶わないので、 “あの世”で会いたいなと思っています。 あの世は、存在しないかも知れません。 そうであれば、 私の人生は、ほぼ終わりで、 あとは、惰性で生きて行くしかない。 “妻の思い出”だけが、生きる糧になるのか... 続きをみる

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  • 来年の抱負

    今年もあと2日となった。 昨日の昼食は、割引券を持っているラーメン店に行った。 一人なのでカウンターに案内された。 私の隣は20代に見える父親と、小学校低学年と思われる男の子。 見渡すと、満席で、外国人の4人家族を含めて、すべてが家族連れだ。 一人で席に座っているのは私だけみたいだ。 みんな楽しそ... 続きをみる

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  • 同僚との飲み会

    24日、クリスマスイブ。 昼、 ショートケーキを買いに出かけ、妻の遺骨箱の前にお供えした。 夜、 新卒で入社し22年間勤めた会社の仲間との飲み会に参加するために 出かけた。 参加メンバーは、私を含めて4人。 うち2人は、正社員を続けている。 もう一人は、今年3月、会社を辞め、 週2回高尾山に登った... 続きをみる

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  • 癌 告知から亡くなるまで 妻と過ごした137日 ㉓

    9月29日 朝、5時半、妻は桃ゼリーを食べ、水を飲み、鏡で自分の姿を数秒見た後、水洗いを行なった。 私は、その日、アルバイトに出かけた。 9月30日 10時 もう一人の主治医である女医さんより電話があり、話をした。 妻はあとどの位生きられるかを聞いたところ、 「そう長くはなく、明日亡くなることもあ... 続きをみる

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  • “寿命”は決まっている

    人間には寿命がある。 それは、生まれた時に、すでに決まっている。 3歳で亡くなる子供。100歳超えて亡くなる人、 それは、人により大きく異なる。 永遠に生き続ける人はいない。 人は必ず1度生まれて、1度死ぬ。 これだけを考えれば平等だ。 妻は57歳で亡くなった。 57歳が寿命だった。 平均よりだい... 続きをみる

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  • 認知症

    今年の8月頃から、マンションの両隣に老夫婦が引越してきている。 理由はわからないが、おじいさんとおばあさんの部屋を別に借りている。 見た感じ80代だ。 おばあさんは、認知症のようで、 時々徘徊して、警察官や見知らぬ人が、 おばあさんを部屋まで連れてくる場面が、何度かあった。 「おばあさん、部屋はど... 続きをみる

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  • 妻の居場所

    妻の居場所は、私と二人だけでいる時間と空間だけだった。 実家、派遣先の職場という、他にも妻が身を置く時間、場所はあったが、 こころを解放し、妻の良さが出るのは、 私といっしょにいる時だけだった。 妻は、独特の価値観を持ち、まわりの空気を必要以上に読むことはなかった。 そういう妻の独自性が、 マイノ... 続きをみる

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  • 3つの人生+第4の人生

    私は、現在まで、三つの人生を経験している。 一つ目は、生まれて、学校へ行き、就職して、妻と出会うまでの生活 二つ目は、妻と出会い、一緒に暮らした24年半 三つ目は、妻が亡くなった2年前から、現在まで そして今後も続く。 それは、あと5年か、10年か、30年か、分からない。 二つ目が一番いいのは、言... 続きをみる

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  • 週一日だけの安堵

    毎週木曜日に通うことにしたテニススクールに行った。 いつも最後に行なう試合に負けた。 なぜか、今回は悔しいと思った。 妻が亡くなってなってからは、 生活の中で、自分にどんな結果が出ようと、 「どうでもいい」と思うようになっていたのに、 今日は違っていた。 この世で、より良く生きたいという気持ちが戻... 続きをみる

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  • 与え切れなかった 無念、後悔

    妻を亡くした後、心の中に、何か イヤ~なものが、 消えずに残っている。 このモヤモヤとした感覚はどこから来ているのだろう? 消化されずに、物が胃の中に残ったままでいるような感覚が、心の中にある。 その残存物とは、 妻に与えたかったにも関わらず、与え切れず残ってしまった物である。 何を与えたかったか... 続きをみる

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  • 癌 告知から亡くなるまで 妻と過ごした137日 ㉒

    9月21日 私の姉より治療費ということで現金書留が届いた。 昼、100円ローソンで妻から頼まれたロールティッシュを買った。 夕方、ケアマネージャーIさんより、オムツ注文の件で電話があった。 9月22日 私は、アルバイトの帰りに、妻のためにR-1ヨーグルトを買った。 ヘルパーから様子伺いの電話があっ... 続きをみる

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  • 帰省しました

    24日、「父親の一周忌」のため、田舎に帰省した。 空港まで来てくれた弟の車に、姉弟妹と私の4人が乗って、 菩提寺へ向かった。 空港から、菩提寺まで3時間ほどかかる。 時間はかかるが、車の空間を利用して、 久しぶりに会った兄弟姉妹の会話が出来、 途中、「道の駅」で買い物したりして、 悪い時間ではない... 続きをみる

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  • 夢に妻が現れた ②

    11月22日、妻が久しぶりに夢の中に現れた。 去年の11月16日以来なので、1年ぶりになる。 実際は、もう少し見ているのだろうが、 おそらく、起きた時、覚えていないのだろう。 今回見た夢は、1シーンのみで短いものだった。 内容は、 プールのある場所に妻がいる。 プールを利用しているわけではない。 ... 続きをみる

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  • それって、何かの為になるの

    毎日、生活する中で、 妻が亡くなってからは、 やり終えて嬉しかったことが、 全くとは言わないが、ほとんど嬉しくないことに変わってしまった。 例えば、 ・健康診断の結果が良かった時、 ・体重が減った時、 ・持っている株が上がった時、 ・上手く倹約して、お金の減少を食い止めているのを、通帳を見て確認出... 続きをみる

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  • 妻に会えるかな?

    私の今の唯一の関心事は、 「妻に会えるかどうか」ということだけだ。 それ以外のことは、 人に迷惑をかけなければ十分で、 「本気で取り組む必要はない」 と思っている。 あの世は存在しないかもしれない。 だとしたら、永遠に妻に会えないことになる。 すると、今の生活の取り組み方を根本から変えざるを得なく... 続きをみる

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  • 「死にたい」?

    闘病中、主治医の先生の往診時、 妻は、 「他の人で死んでいく心境はどうですか?1年で行けそうですか」 「早くお迎えが来てほしいんですけど」。 「具合が悪くなっても死なないんです。困っています。 早く逝きたいんですけど、どうですか」 など、先生が答えに困る質問をしていた。 妻が発した言葉を額面通りに... 続きをみる

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  • 私の妻 ② 運動神経

    腰痛のため5年間休んでいたテニスを再開しており、 先日、テニススクールに行った。 テニスを終え施設内のシャワーを浴び、自転車で帰ろうとすると 突然カラスが鳴き声をあげて飛んできて、頭上にある電線の上に飛び乗った。 そして、その上で足踏みを始めた。 その瞬間、私は「あっ、また妻が現れた」と思った。 ... 続きをみる

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  • 癌 告知から亡くなるまで 妻と過ごした137日 ㉑

    2017年 9月11日 R-1ヨーグルトを買ってきて渡すと、妻は喜んだ。 横で寝ている妻は、、寝息が時々荒くなっている。 9月12日 ケアマネージャーのI さんより私に電話があり、 介護サービスとして、男性職員による部屋の掃除について、 確認してきた。 妻に伝えたところ、「部屋は今のままでいい」と... 続きをみる

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  • 今後 長生きする価値は

    日経新聞で面白い記事を目にした 巣鴨のあるネイルサロンでは、 60歳代で60%引き、70歳代、80歳代と年齢が上がるに従って 値引率が上がり、100歳以上で100%、つまりただになるという記事だった。 長生きすると、いいことがあるという一例だ。 しかし、これはお金においての話しであって、 “こころ... 続きをみる

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  • 妻を愛したということ

    妻は私にとって唯一無二の人だった。 私は妻に対して、面的ではなく、点として接してきた。 広角レンズに写った被写体ではなく、一点にフォーカスした被写体だった。 振り返って見て、妻も私に対して、同じだったと想像する。 妻は世間が作った標準枠からは外れていて、 独自で作った枠の中に収まっている人だった。... 続きをみる

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  • スマホを紛失した

    24日にスマホを無くしてしまった。 去年10月11日のブログでは、 バッグの中から消えていたスマホが しばらく経って、バッグの中から見つかった という現象について書いた。 今回、1年ぶりに、スマホが見つからない事態になったことについて書くことになった。 この日、私は腰痛が改善してきたことで、 5年... 続きをみる

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  • 色々な人生の選択

    以前は「妻という存在」が私の心の中に軸を作ってくれていた。 軸があることで、安心と安定と喜びを持って生活出来ていた。 そしてそれらが、私に生きるエネルギーを与えてくれていた。 軸が無くなった今は、 物理的な生活部分は以前と変わらないが、心の部分が変わった。 天気で言えば、 曇り空で、雨がいかにも降... 続きをみる

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  • 今日は妻の誕生日

    今日、10月19日は妻の誕生日。60歳になる。 いつものように妻が好きだったケーキを買った。 「ケーキ買ったよ。食べて下さい。」と 遺骨箱に向かって私は語りかける。 「ありがとう」という声は遺骨箱からは聞こえてこない。 私の頭の中で聞こえるだけだ。 嬉しさを全身で表す妻の姿も見ることが出来ない。 ... 続きをみる

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  • 癌 告知から亡くなるまで 妻と過ごした137日 ⑳

    2017年 9月1日 昨日から涼しくなり、妻は、少し元気になってるように見える。。 9月2日 私は100円ローソンへ行き、妻から頼まれたクリームチャウダーを買った。 私は毎日、妻が欲しいものを紙に書いてもらい、買い物に行っている。 ほとんどが100円ローソンだ。 私がスーパーで買ってきたベビーチー... 続きをみる

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