これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

日本は平和な方

「緊急事態宣言」で外出が自粛となっている。


テレビで、
外に出られない不安や不満解消のための
「家の中での過ごし方、楽しみ方」などの紹介番組が満載だ。


「今は耐えて、必ず出口があるから頑張ろう」のような
有名人のメッセージ動画。


これらを見ている時、ふと、


世界のあちこちでキャンプ生活を送っている
難民のことが頭に浮かんできた。


私は、毎年10月頃に催される難民映画祭を見に行っている。


特にNPOなどで支援活動をしている訳ではない。
ただ見るだけだ。
社会貢献をしている人ではない。


なぜ、そのような映画を見るかというと、


映画を通して、世界には、なぜ多くの難民がいるのかを理解したい。
ただ、それだけの理由だ。


ここで生活している人達は、
紛争や人権侵害などから命や生活を守るため、
仕方なく国を離れ、避難生活を余儀なくされている。


窮屈なテント生活を強いられている。


毎日が外出自粛みたいなものだ。


この生活は、いつ終わるか分からない。
何十年、あるいは一生この生活なのかも知れない。


そして、生活の不便さだけでなく、
母国で家族を喪い、心の傷を持った人もたくさんいる。


私たちは、
電気がある家に住み、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、等
がある生活が普通だと思っている。
今よりも更によい製品への買い替え時を考えたりしている。


私たちの多くは、
比較することで、幸福の感じ方が作用される。


自分より、裕福な生活を送っている人を見ると、
自分が不幸に見えてくる。


逆に、自分より、貧しい生活の人を見ると、
心が楽になる。


テレビ番組で、
“室内生活でのストレス発散方法”なるコーナーを
やたら目にするようになった。


私が、紛争地に生まれたとして、
難民として生活する場面を、想像してみた。


ここでの生活は、日本での“巣ごもり生活”のように
ゆるいものではないと想像する。


根本的に違う。


比較してみると、
やはり、日本は平和だと個人的には思う。


日本であっても、
ギリギリの生活をしている人については、
とても平和とは言えないでしょうが・・・。

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