これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

次の役割

先日、好感度の高い有名な女優が、新型コロナで亡くなった。
63歳だった。
家族からしたら、無念さは計り知れないだろう


早く亡くなる人に、“いい人”が多いという印象がある。


妻も、私にとって、“いい人”だった。


なぜ、いい人がこの世から早くいなくなるのか?


人に、“生まれ変わり”があるとしたら、


その時期は、それなりの理由があるのかも知れない。


人は、“生まれ変わり先”が見つかった時、
指名される。


妻の場合、
妻の役割が、生まれ変わり先で見つかったため、
声が掛かったのだろう。


妻以外に、その役割をこなせる人がいなかったため、
年齢的に少し早いと思われたにもかかわらず、
妻は必要とされ、この世を去ることになったのだ。


言ってみれば、
選ばれ、ヘッドハンティングされ、役割を果たすべく
“生まれ変わり”に至ったということなのだ。


私の場合は、
平凡で特徴もない人間なので、次に私が担う役割がなかなか見つからず、
お呼びがまだかからないのだろう。


もう少し、今の“私”のままで、ここで生き、
生まれ変わりはもう少し先になりそうだ。


“いい人“は先に逝き、


平凡な人は、それなりの長さを生きるということか・・。


次に、
私は、どんな人間に生まれ変わっているのだろうか。


妻は、どんな人間になり、どんな生活を送っているのだろうか。


他人のまま、出会うことなく、一生を終えるだろうか。


もしかして、再び出会うだろうか。


お互い違う人間になっているので、出会う時は初対面だ。


しかし、「以前何処かであったような」気がするかもしれない。


お互い前世のことは、知るべくもないので、
初めて会う人だという事実は変わらない。


ただ、
お互い、どこか肌で“運命”を感じるだろう。

×

非ログインユーザーとして返信する