これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

妻と私 組み合わせから来る心地よさ

昨日、朝起きて、アルファ波が出ている感覚があり、
普段にない気持ち良さがあった。


通常、寝起き時は、一日のうちでも気持ちが良くない時間帯である。


しかし、その日の朝は、アルファ波を感じた。
理由は、妻の夢を見たような感覚があったからだ。


「見たような」とは、どういうことかというと、


夢の中に妻が現れたという感覚はあるが、
その内容を全く覚えてないということだからだ。


おそらく、起きる寸前の夢ではなく、
睡眠の中間頃に見た夢だったのだろうと想像する。
だから、覚えていないのだろう。


この心地よさは、
妻がいた頃、普通に感じていた皮膚感覚に近い。
“妻と私の組み合わせ”でしか作れない
唯一の化学反応から来るものだ。


妻と私のどちらかが入れ替わると、この感覚は違うものになる。
そういう意味で、唯一のものだ。


私たち以外の、他の男女の組み合わせでも
同じことが言えるだろう。


この唯一の感覚を夢の中で得ることが出来た。


妻の写真や動画は、
「現存する妻ではない」ということが、頭の中で分かってしまっているで、
実際の妻から得られる感覚とは異なる。


それに対して、で出会った妻には、
あたかも本物であるかのように頭が騙される。


なぜなら、
夢の中の自分の頭の中では、
今起こっていることが、現実だと思っているからだ。


だから、夢の中に出てきた妻を本物だと思っている。


しかし、夢の中で得られたこの心地よい感覚は、
残念ながら、起床後、時間の経過とともに消えていくことになる。


本物だと思っていた妻が、頭の中だけの妻だったことが
わかってしまうからだ。


これが、“夢”の持つ弱点だ。


“本物の妻と一緒にいた”
という感覚は、終わりを告げる。


そして、
“再び、1人の生活に逆戻りする現実”を、
突きつけられることになる。


“夢”は現実とは違うという、当たり前の事を、
再認識することになる。

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