これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

女性脳

亡くなった妻の話を私がするのを聞いて、
他人でありながら、
涙を流した人を数えたら、今までに、4人いました。


それは、
バイト先の会社の事務の30代の女性。
妻との海外旅行で1週間バイトを休むことを伝える際、
妻のことをたくさん話した相手だ。(妻は、その半年後に亡くなった)


私が入っている外資系生命保険会社の
前任の営業担当女性と、現在の担当の女性。
どちらも30代。


悲嘆研究をしている機関に勤務する女性で、
面談の機会があり、話をした女性。
年齢不明。


あと、義姉、私の姉と妹。


すべて、女性ということになる。


男性にも、
学校の同級生、以前勤務していた会社の同僚、先輩、以前一緒にテニスを
した人など、何人かに話をしたことはあった。


男性で、涙した人は1人もいない。
同情してくれていたとは思うが、涙は出なかったということだと思う。


人間の頭の中には、
論理的、概念的な思考を行う左脳、芸術的な分野に関連する右脳があり、
それを繋ぐ神経線維の束である脳梁というものがある。


その太さを比べると、女性の方が太いそうだ。 


左脳と右脳の間の行き来が、スムーズになることで、
女性に共感性の高い人が多いのだろうか。


共感性の高い人は、相手の感情を読むのがうまい。
そのため、経験していないにもかかわらず、涙に繋がったのだろう。


この高い女性の共感力は、どのようにして生まれたのか。


それは、
狩猟採集時代の遺伝子を引きずっていて、


男性が狩猟に出ている間、
話の出来ない赤ん坊の面倒を見ることで進化した女性の能力である 
ということを聞いたことがある。


ただ、
「女性脳」の強い男性もいるし、「男性脳」の強い女性がいることは、
言うまでもない。


先日、
先に挙げた、
生命保険会社の担当営業女性から、
マスク2枚が送られてきた。


現在、在宅勤務だそうで、
「コロナが落ち着いたらお会いしましょう!!」
という添え書きがあった。


普通、私は人と話をする時、聞き役の方なのだが、
妻の話をする時だけは、完全に話し手になる。


何時間でも話すことが出来る


共感力のある彼女に、また妻の話を聞いてもらおう。


迷惑が掛からない程度に・・・。

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