これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

また “不思議なこと” が起こる

またまた、不思議なことが起こった。


12日、外出時、歯ブラシケースを失くした。


リュックサックのポケットから、こぼれ落ちたのだと思う。
どこで落としたのかわからず、見つかることはないと思い、
すぐに、新しい歯みがきと歯ブラシを購入した。


17日、18時過ぎ、外から帰って来て、
部屋の玄関ドアの前まで、たどり着いた。


すると、外廊下の腰壁の上に置かれていた黒色のケースが目に入った。
何か見覚えがある。
「もしかして」と思って、
手にしたところ、
正に、先日失くしていたケースだった。


誰かが拾って、私が気付くところに置いてくれたのか。


そうだとしたら、
拾った人は、なぜ私のものであり、住所まで分かったのか。
そして、12日に落としているのに、なぜ5日後に届けられたのか。
どちらも、ありえないことだ。


以前、このようなことがあった。


数回バッグの中を探しても見つからなかったスマホが、
同じバッグの中から見つかった。
何度探しても見つからなかったテレビのリモコンが、
数日後に、台の上で見つかった。

当初、不思議な出来事だと思ったが、
どちらも、
わたしの探し方がまだ足らなかったに過ぎないと言われれば
そうかもしれないと思ったりもする。


しかし、今回は見つからないのではなく、
見えるところに置かれていたという点が
違っている。


いつものように、不思議現象に結びつけたくなった。
「妻がやった」のだと・・・。


今回は、内容的に、その可能性が高いと感じ、
気持ちが高揚する。


そこで、
ほかの可能性を考えてみた。


残念ながら、一つ可能性を見つけてしまった。


昨年から、おばあさんが、隣の部屋に引っ越してきている。
おばあさんは、認知症のようだ。


推測内容は、以下の通りだ。


おばあさんが、ドアの前に落ちている歯ブラシケースを拾い、
自分の部屋に持ち込んだ。


毎日、おばあさんの様子伺いで来ている娘さんが、
そのケースに気付き、


おばあさんに「それどうしたの」と尋ねると、
おばあさんは、隣のドアの前で拾ったと答えた。
それで、
娘さんは、
私がわかるように、腰壁の上に、そっと、そのケースを置いた。


このようなストーリーが、あってもおかしくはない。


今回も、
「妻の存在」を立証するには、
完全とは言えないものだった。


次の「不思議現象」を待ちたい。

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