これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

同級生からの“グリーティングカード”

8日に、学生時代の友人からメールで、
「新年のご挨拶」のグリーティングカードが届いた。


その内容は、
「昨年、奥さんが年末に骨折、


同い年の職場の同期が2名亡くなり、


高校の同級生が1名亡くなり


いつ我が身にも起こるかわからないと実感する」
と書かれていた。


「新年のご挨拶」でネガティブな内容を書くのはタブーなはずだが、
彼は、たくさん“ネガティブな内容”を
書いてくれた。


相手が私だったので、彼なりの気遣いなのだろう。



2018年3月に、私は、大学の同窓会に出席した。
妻が亡くなって半年後の時期になる。


その帰りの電車で、彼ともう一人が一緒になった。


3人で1時間程電車の中で話をしたのだが、
ほとんどの時間を、私が「亡くなった妻の話」で独占した。


学生時代、私は、おおむね聞き役だったのだが。
この日のこの時間は、私がほとんど一人でしゃべった。


二人と別れたあと、「しまった」と思った。


彼らは、今やっている仕事の話しなど、
情報交換をしたかったのではないだろうか。


私がその機会を奪ってしまった結果となり、
反省と嫌悪感に覆われた。


同級生といえども、亡くなった奥さんの話しを1時間も聞かされ、
話したい話題に入れず、本心はうんざりしていたと思う。


“気を使わないといけない面倒くさい人”になってしまったかも知れない。
そう思った。


だけど、
今回のグリーティングカードの文章を見て、
心配してくれていることが伝わってきて、
有難く、嬉しかった。


文章の最後に「機会を作って会いたいと思っている。」
という言葉が添えられていた。


私も、「機会があったら、また会いましょう。」
と返信した。

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