外を歩いていると、蝉の鳴き声が聞こえるようになった。 家にいる時、 毎年、バルコニー前の木から聞こえていたのだが、 今年は、聞こえて来ない。 その理由は、 最近、木の剪定が行われ、枝や葉が減り、 蝉が寄りつかなくなったからだろう。 蝉の鳴き声を聞くと、 妻が毎年口にしていた言葉が、頭をよぎる。 「... 続きをみる
これからも妻といっしょにの新着ブログ記事
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チョウがヒラヒラと、私に纏わり付くように、 一定の時間舞った。 こういう場面に出くわすと、 私は、「妻が現われた」と思うことが多い。 そのチョウの飛び方を見ていると、 自由を満喫している妻を想像して、 安心する。 このチョウは、 本当に、妻が生まれ変わった姿なのか、 あるいは、 チョウの体を借りて... 続きをみる
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私は週一でパソコン教室に通っている。 ここは講義形式ではなく、個別指導形式で、 事前予約制だが、直前の予約、キャンセルも応じてくれて、 自分のスケジュールに組み込むうえで便利な教室だ。 受講範囲は自分でカスタマイズすることが出来るので、 いろんな人が来ていて、 初めて店をやることで、 ホームページ... 続きをみる
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たまたま、妻に関係する二つのニュースを見た。 まず、一つ目のニュース、 革新的ながん治療法(光免疫療法等)の競争力スコアで 日本が、アメリカを抜いて1位となった。 (特許出願数ではアメリカに次いで2位) 最近は、日本の競争力の低下が顕著だが、 久々にいいニュースを聞いた。 がん治療が進化するのは、... 続きをみる
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夕方のニュースを見ていて、 サルとカラスの喧嘩を見た。 サルが、 家庭菜園で育てられていたスイカを食べたり、 監視カメラを破壊したりして暴れていた。 そして、サルが木の上で休んでいたところ、 このあたりを根城にしているカラスが現われ、 サルを威嚇し始めた。 その時、見守る住民から、「カラス頑張れ」... 続きをみる
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私は、毎日、妻を想っている。 そうしている時の自分が誠実に見え、 他のどの行為をしている自分よりも好きだ。 想っている時、 妻に向かって何かを発信している感覚があり、 それが心地良い。 でも、以前と違って、何かが足りない。 それは、 私から妻に向けた矢印はあっても、 妻から私に向けた矢印がないこと... 続きをみる
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明日、“5月23日”は。 妻が、“余命1年のがんの告知”を受けた日だ。 6年前のこの日は、 私の人生で、最も辛い1日であり、 今においても、それは変わることはない。 私の人生が大きく変ることを宣告された日となった。 その日、外出して歩いている時、涙が出てきて、 止まらなくなった。 回りの人にどう見... 続きをみる
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スーパーで買い物をしていて、 特売の表示があるパンコーナーに差し掛かり、 ”ジャムパン”を買おうと思い、それを手にした。 すると、 コーナーの端に置いてある“メロンパン”が目に入った。 ”ジャムパン”を元に戻し、“メロンパン”を買うことにした。 “メロンパン”は糖質が高そうなので、 私が食べること... 続きをみる
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“今の自分”は嫌いではない。 嫌いになってはいけない。 なぜなら、「私」は、 私ひとりで出来上がった人間ではないから。 両親、姉弟妹、学生時代の同級生、会社の上司、同僚、趣味の仲間、 など、 私の頭と体の中には、これらの人から得た体験、影響が存在していて、 今の私が成り立っている。 しかし、圧倒的... 続きをみる
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妻の世界の中に、日本人特有の同調圧力の世界はない。 先入観を持たず、自分の感性でものを見るため、 相手が身につけている鎧で隠れている部分を、 鋭く見抜くところがあった。 このように書くと、 一緒にいて気が休まらない人のように見えるが、 私にとって、気持ち良く一緒にいられる人だった。 その理由の1つ... 続きをみる
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昨日、29日からゴールデンウィークに入った。 外食をするため、自転車で町の中を走っていると、 すれ違う人の顔つきが、例外なく高揚している。 会社での管理から開放され、 時間を自由に使える期間が始まることから、 そういう顔になるのは、よくわかる。 コロナ禍の時に比べて、 人が一気に増えているのと、外... 続きをみる
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妻を体の感覚機能で感じたい。 目、耳、鼻、口、脳、心、神経 妻の目を見て妻の表情が→私の目に入り→私の脳が妻の表情を認知する、 妻が口を使って出た言葉→私の耳に入り→私の脳が反応する、 妻の肌に→私の肌が接することで→私の脳内にアドレナリンが発生する 妻からだけでなく、私から始まって、 最終的にア... 続きをみる
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今回の文章は、SFチックなものになりました。 亡くなった人を、存在しているように描こうとすると、 SF 風な文章になります。 今、私は、 “現実世界” と “妄想世界” の間を、 行ったり来たりの生活をしていますが、 今回の文章を書いている時期は、妄想世界にいる時期に当たり、 SF的な文章は書きや... 続きをみる
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19日、 夜中2時頃から、照明とテレビをつけたまま、寝てしまい、 4時頃、目を覚ました。 夢を見て、 起きる寸前の短い部分の内容は覚えている。 何かのイベントに参加していて、 帰ろうとすると雨が降り出し、タクシーで帰ることになった。 家に着き、会場に忘れ物をしたことに気付き、 会場の電話番号を検索... 続きをみる
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人と初めて会った時、当然、その人は初めて会う人である。 しかし、 妻と初めて会った時、 どこかで会ったような不思議な感覚があった。 その後、付き合い始めて、 一緒にいると、 妻に対し、懐かしいという感覚さえもあったような気がする。 間違いなく初対面なのに、この不思議な感覚は何だったのだろう。 付き... 続きをみる
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自然番組で南極大陸の特集をやっていた。 私は、このような自然を映す番組や、 生きものを扱った番組を見ることが多い。 ドラマのように、 人間が主役となり、今を描いている番組も嫌いではないが、 自然番組を見ていると、 地球の歴史や、生物の進化などに、こころが及んで行き、 時間軸が広がるのを感じるように... 続きをみる
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24日、 チラシ広告で知った今春オープン予定の介護付有料老人ホームの 見学に行ってきた。 有料老人ホームの見学は初めてで、 終活活動の一環として、一度見学してみようと思っていたものの、 まだ先のことなので、後回しにしていた。 ただ、健康寿命が男性の場合、70代前半と聞いているので、 70を過ぎると... 続きをみる
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昔があったから、“今”がある 妻との生活があったから、今の私がいる。 妻と24年半暮らしたという事実を変えることは出来ない。 過去であっても、一緒にいた人から受ける影響は大きい。 私の今後は、 妻から受けた影響を持ちつつ、生きて行くことになる。 妻以外の人と結婚していたら、 今の私とは少しだけ違っ... 続きをみる
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私には、子供がいない。 「出来なかった」のではなく、「作らなかった」方だ。(妻の希望により) なので、 妻亡き後は、二人生活から、一人生活になっている。 私の生活から「妻」という屋台骨が抜き取られ、 毎日が味気ないものになっている。 わずかながら、 美味しいものを食べている時、 テニスをしている時... 続きをみる
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世の中、矛盾することは多い。 牛乳が余っているのに、価格が安くならず、 そして、廃棄されている現状。 もったいないと思うし、安くして、飲む人を増やせばいいのに。 牛乳が好きな私は、そう思ってしまう。 そうなっているのは、 価格を下げると、経営コストが上がってきている中で、 酪農経営が成り立たなくな... 続きをみる
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見たいと思っていた番組の録画を忘れた時、 もう見れないと思うとショックである。 (ネットでの見逃し配信をやっていない番組の場合) 「特売」を目指してスーパーに行き、 目指す商品が売り切れていた時、 落胆の気持ちは大きい。 スポーツで、応援するチームが、勝利目前で大逆転された場合、 心を満たすはずだ... 続きをみる
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私は、生まれてから現在まで、 時間と共に、自由な身になっているように思える。 ざっと説明すると、 ・高校を卒業して、親元を離れることで、 教師であり視野が狭めの父親の干渉、影響から解放される。 ・情報が少なめの県にある大学を卒業、就職でこの県を出る。 ・60を過ぎて、会社を辞めることで、人や... 続きをみる
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久しぶりに夢を見た。 どちらかというと、 いい夢より、悪い夢を見ることが多く、 登場人物、場所ともに支離滅裂な場合が多い。 今回の夢は、 友人、知り合い、親族は登場せず、 突然場所が変るようなこともなく、 妻の出身高校の1カ所のみを舞台にしており、 比較的、ストーリーは、 バラバラになることなく、... 続きをみる
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相手が誰であっても、 人にやさしくすると、一定の気持ち良さは残る。 ただ、それは、一定のものであって、究極のものではない。 やさしくする相手が、自分にとって、特別な人でないと、 究極の “気持ち良さ” を得ることは出来ない。 特別な人とは誰かと言うと、妻以外、思い付かない。 妻と喧嘩した時、私は冷... 続きをみる
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1日は24時間ある。 寝る前に、1日を振り返る場合、 午前中、何をして、午後、何をして、夜、何をした。 という風に、 行動について振り返るのが普通だと思うが、 1日、頭の中では、何を考えていただろうか。 私の場合、 寝ている間、即ち、意識のない時間帯を除いて、 ほとんどの時間、妻の事を考えていると... 続きをみる
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昨年12月27日のブログで 購入した「GO TO EAT東京」のプレミアム券を使って、 普段経験しない高級料理を体験する1カ月にすると書いた。 (企画運営:私、 食べるのも私ひとり) 現在、1月25日の使用期限に向けて、 25,000円分の券(20000円で購入)を、消化している。 1月9日時点で... 続きをみる
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世の中、二律背反するものに出くわすことは多い。 それは、 どちらか一つだけを残すということ。 二つは残せない。 コロナ対策においても、 「生命」か「経済」のどちらを優先すべきか という話が、よくされていた。 野球選手であれば、 「ホームラン数」と「打率」のどちらに比重を置くかを、考えているはず。 ... 続きをみる
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私の元旦の行動は、 ここ3年間まったく同じパターンとなっている。 自転車で、20分かけてショッピングセンターへ行き、 いつものように、 レトルトカレーの詰め合わせ2023円の福袋(4200円相当)を購入、 次に、ショッピングモール内のスポーツ店で、テニスバッグを購入した。 このスポーツ店で元旦に買... 続きをみる
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ウクライナの現状を伝える番組を、何気なく見ていた。 小学校での子供のクリスマス発表会のあと、 兵士として戦っている父親が前に出て、 小学生や母親の前で、こう語りかけた。 「私たちの武器は、西側諸国からもらっている兵器ではなく家族です。 戦地で寒くて濡れていても、砲撃音が聞こえても 家族の写真を見る... 続きをみる
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5年前に、妻は、宇宙へ帰って行った。 私の生活から、“大きな幸せ” が飛んで行ってしまった。 大きな幸せを、今後、経験することはないだろう。 これからは、 小さな幸せをつなぎ合わせながらの生活で、 大きな幸せの穴を埋めるしかない。 小さな幸せの一つとして、 食事がある。 私は、昼はほとんど外食にし... 続きをみる
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妻の“いいところ” (ぶれないところ、“あざとさ”とは無縁なところ、天然でかわいいところ、不器用なところ、物欲があまりないところ など) を、世の中で一番よく知っているのは、おそらく私だと思う。 私が、長所だと思っていても、 他の人から見れば、欠点になったりもするが、 私には、長所にしか見えなかっ... 続きをみる
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自転車で前方を走る70代前半くらいのおばあさん(?)が、 後ろを確認せずに私の目の前で急に右折しようとして、 私の自転車にぶつかった。 おばあさんは、私の自転車の前で、倒れた。 その時、私は、瞬間的に、「なんだよ」と怒りが頭をよぎったが、 倒れたあと、起き上がっているおばあさんの姿と表情を見て そ... 続きをみる
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妻がいなくなった後の、心の状態をいくつか例えてみると、 祭りが終わった後の寂しさ。 あんなに熱気があった場所は、シーンと静まりかえり、 同じ場所の変化に、戸惑ってしまう。 「盛者必衰の理をあらわす」ということわざ。 (栄えはいつまでも続かない) これは、すべての人には、当てはまらないと思うが。 夏... 続きをみる
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終活活動の一環として、 妻と行った旅行先の写真・動画を、 パワーポイントを使ったスライドショー作成をしている。 家のパソコンには、パワーポイントのアプリが入っていないので、 毎週水曜日に通っている、パソコン教室のパソコンを使って 作成している。 それほど高くないようなので、パワーポイントアプリを買... 続きをみる
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「妻の存在」、「空気」、「水」 など、 これらは、以前は、「あたりまえ」のものと思っていた。 「空気」、「水」については、今でも「あたりまえ」のままだ。 (ただ、「水」については、将来、世界的な水不足により、 世界で争奪戦が起こるという話もある。) 「妻の存在」は、 存在しなくなったことで、「あた... 続きをみる
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相続。 それは、亡くなった人が所有していた財産などの権利や義務を、 配偶者や子、親族等が承継すること と、ネットで説明されている。 亡くなった妻が、配偶者である私に残したものは、 数十万円の貯金以外、見当たらない。 普通、相続と言えば、 お金や不動産、高級品などの「物」であるため、 そういうことに... 続きをみる
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妻の夢を見た。 夢に妻が登場することは稀で、 今回は今年の5月以来となる。 いつもは、登場する妻の姿はおぼろげで、 輪郭がはっきりしないアバウトな妻であることがほとんどなのだが、 今回登場した妻は割と輪郭がはっきりしていた。 声も、妻の声だった。 そのため、 リアルな妻に会っているに近い感覚であっ... 続きをみる