これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

「はしゃぎ」

花粉症の時期に入ってきた。


私は、40代後半に3、4年ほど花粉症になっていたが、
現在は治っている。


花粉症は、体のアレルギーだが、
私は、最近、心のアレルギーを感じるようになった。


それは、
「はしゃぎ」に対するアレルギーだ。


はしゃいでいる様子を見ると、気持ちが悪くなってくる。
こういう気持ちになりやすくなったのは、
妻が亡くなった日を境にして強くなったような気がする。


もともと、そんなに、はしゃぐ人間ではなかったが、
妻を喪ったあと、心のテンションは確実に下がっており、
ハイテンションな様子を見ると、自分の心の状態との差を感じ、
不快に感じる、もしくは取り残された感覚になる。


一般の人や、欧米人の「はしゃぎ」で、不快になることはほとんどない
のだが、
テレビに出ているタレントの「はしゃぎ」に、
イライラすることが増えている。


はしゃぐタレントは見たくないが、番組は見たいので、
なにげに、テレビのスイッチを入れてしまう。


はしゃぐタレントでも、
はしゃぐ様子が心地よく感じるタレントも、ごくわずかだがいる。


なぜ、その違いが出るのか


あとでわかったことなのだが、
心地よく感じるタレントに共通する点が見つかった。


幼少期に、
いじめにあって不登校になったり、
学校に馴染めず学校を休みがちになったり、
貧しい家に育ち、学校で他の生徒との格差を感じながら
生活していた経験がある人など。


多様性が理解されない世界に苦しんだ経験がある人だ。


そういう子供は、他の人からは距離を置いて生活していたので、
大人になってからも、客観的に人を見る傾向があり、
それが冷静さにつながっているのだと思う。


そのため、
持ち上げられても慢心せず、はしゃがない人になっているのではないか。


独自の観察結果であり、
私だけがそう思っているのかもしれないが、
そう考えている。


妻は、生きづらさを持ちながら生きていた人だった。


そのためか、人を客観的に見るところがあり、
多くの人が、無条件に飛び付くような流行に、
簡単に乗らない人だった。


ブランド品の知識はある程度は持っていたが、
それを持ちたいという様子を全く見せなかった。
(私の給料の額に対し、気を使っていた?)


私は、そういう妻を守りたかった。

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