これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

夢の中だけの妻では困る

19日、
夜中2時頃から、照明とテレビをつけたまま、寝てしまい、
4時頃、目を覚ました。


夢を見て、
起きる寸前の短い部分の内容は覚えている。


何かのイベントに参加していて、
帰ろうとすると雨が降り出し、タクシーで帰ることになった。
家に着き、会場に忘れ物をしたことに気付き、
会場の電話番号を検索するため、パソコンを開こうとしたその時、


場面が突然変わり、
妻と布団の中でじゃれ合っているシーンとなった。


妻を抱きしめている時、
闘病中痩せ細っていた妻が、健康な時の体型に戻っている。
がんになり弱っていた妻が、心身ともに、
まったく普通の状態になっている。


一時は亡くなったと思っていた妻が蘇った。
がんを克服したようだ。


良かった。
がんが再発しないように、
妻を大切にしていかなければならないと思った


主治医からもらった新しい薬が効果を発揮したのだろう。
主治医に感謝だ。


これで、妻との生活を続けられる。
妻に対してやれなかったこと、後悔していたことを、
やれる機会が得られた。


こんな幸せなことがあっていいのだろうか。


そして、目が覚める


夢の余韻が、数秒間、私を幸せモードにしてくれていたが、
脳が、現実に気付くと、
「そうだろうな、そんなことあるはずがないよな」
夢が、
「幸せ感」を、ちょっとだけちらつかせたに過ぎなかったのだ。


やっぱり妻はいないんだ」と改めて感じた。


今後も「後悔」を背負っていくしかない という認識が固まった。


夢に出てきた妻は、リアルだった。
「妻に会えることは二度とない」と自分に言い聞かせ、
最近は、少し落ち着いていたのだが、
妻に会いたい気落ちが、再びギラギラと燃え始めてしまった。

×

非ログインユーザーとして返信する