これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

有料老人ホームを見学した

24日、
チラシ広告で知った今春オープン予定の介護付有料老人ホームの
見学に行ってきた。


有料老人ホームの見学は初めてで、
終活活動の一環として、一度見学してみようと思っていたものの、
まだ先のことなので、後回しにしていた。


ただ、健康寿命が男性の場合、70代前半と聞いているので、
70を過ぎると、急速に体の自由がきかなくなることもあり得るので、
先回りして見ておこうと思った。


事前予約の電話で、
「将来の参考のための見学になりますが、それでもよろしいですか」
と聞いたところ、それでもいいとのことだったので、
見学することにした。


自転車で、30分かけて、ホームへ到着した。


男性の施設長が対応してくれた。


まず二人部屋を案内してくれた。
ベッドが2つ置いてあり、概ね、夫婦で住む場合が多いとのこと。


妻を亡くしていて、一人であることを告げると、
一人用の部屋を案内してくれた。トイレ、浴室、洗面台がついていた。
自力で風呂に入れなくなった場合、
ヘルパーの入浴介助が出来る入浴ルームも案内された。
続いて、
医療モール、バーラウンジ、趣味を楽しむスペースなどを見学し、


最後に、食堂に案内され、試食のサービスを受けた。


朝食は、和、洋の2種類、
昼夜は、複数のメニューから選べるようになっていて、
毎日メニューが変るとのこと。


私は、試食として、すき焼き定食を選んだ。
十分に美味しかった。
ご飯の量が、普通の量の3分の1くらいだったが、
80歳代くらいの老人の量には丁度よいのかもしれない。
希望すれば、増やすことは出来るとのこと。


別のテーブルで、
老夫婦、そして90歳位のおじいさんと50代後半くらいの息子夫婦
の2組が食事をしていた。


その会話が聞こえた。
おじいさんが、「まだ先でもいいだろう」というと、
息子らしき人が、「今入らないと満杯になっちゃうよ」
と言うと、おじいさんは、特に反論する様子はなかった。


この老人ホームで、私が注目したことが2点あった。


1つは、建物の1階に食品スーパーが入っていること。
もう一つは、保育所が建物内にあること。


「子供との交流イベントなどを組み入れると、お年寄りは喜ぶと思います」と、
施設長に伝えると、


施設長は、「そういうことも、考えています」と答えた。


1時間余りの見学だったが、
施設長の人柄も含めて、施設のあらゆる点でいい印象だった。


最後に、入所にかかる費用について聞いた。
入居一時金(償却期間8年)、月額利用料が必要となるが、


設備が整っている老人ホームであり、安くはないものの、
高級有料老人ホームに比べれば高くなく、
自宅マンションを売却すれば、ギリギリ届く程度だった。


ただ、私にとって、
有料老人ホームへの入居は、
あくまでも予備的な意味合いを持っており、


その時の体の状態にもよるが、
私が一番望んでいるのは、
今の自宅マンション(古くて狭いが)で、訪問介護を受けながら、
人生を終えることだと考えている


慣れ親しんだ住まいの方が、“妻も私に会いに来やすいだろう”?


今日は、終活の作業の1つを終えた一日だった。

×

非ログインユーザーとして返信する