これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

感情の一致

人間は、
毎日、を動かし、で考え、で感情を動かしている。


「体」や「脳」に関しては、
ロボット技術や、AIの進歩により、
将来、
「肉体労働」は、機械が、
「頭脳労働」は、AI が代わりにやってくれるのではないか。


これに対し、
「心」については、
ロボットや、AI が人間の代りをやれるかというと、
まだ、無理なのではないか。


「感情労働」は、当分、人間が引き続きやることになるだろう。


感情は、
肉体や脳と違って、
形がなく、目に見えないものだ。
個体でも、液体でも、気体でもない。


重さもないが、
実は、見えるものよりも重い


妻は人間であり、感情を持っていた。
私も人間であり、感情を持っている。


妻と私は、相手に求める感情が一致していた。
この「一致」が、
二人の良い関係”に繋がっていたのだと思う。


感情は、
喜び、悲しみ、怒り、感動などを脳内から引き出す。


私が妻から多くもらっていた感情は、「感動」だったと思う。


妻の言動を見ているだけで、感動をもらっていた。


夫婦として、一緒に生活していたのだから、
毎日、感動をもらっていたことになる。


おそらく、妻も同じだったのではと考える。


「感情の一致」の なせるわざである。


妻が、目の前から姿を消してからは、
「感動」は、私の頭の中に遺産として残ってはいるものの、
今における「感動」ではない。
このことが、私が、満たされない感情に陥っている理由だと考える。


妻は、「悲しみ」という感情を置いて、旅立って行った。

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