これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

 「妻」の伝え方

2人の女性がいるとする。


裕福な家庭に育つ、
明るくコミュニケーション力があり、よく気が利き、
人から注目を集め、人気もある、
ブランドのある物・人を好み、それを身につけることに幸せを感じる、
トレンドを敏感に察知して、それを追う、
特に欠点はなく、ほとんどが標準以上で、更に上を目指している


裕福でない生活を経験している、
トレンドは把握していて、ブランド品の知識も最低限知ってはいるが、
それを追いかけようとしない、
生きづらさを持っており、辛い経験をしている、
多くの面で完璧ではなく、世間の目で見れば、欠点が多すぎるくらいの人、
天然だが芯がある
知識を持っている人より、知性のある人を好む
お金、地位のある人より、自分を嘘がない心をもって、愛してくれる人を選ぶ


対照的な女性を挙げたが、
2人を比べて、
どちらかを選ぶとしたら、
最初に揚げたような女性を選ぶ男性が多いと思う。


2番目に書いた女性は、
少し変った人と受け止められたかもしれないが、
私の亡き妻のことを書いている。


私は、女性に対して、
注目する点が他の人と少し違っていて、
妻は、その部分を見事に満たしていた。
不器用で、わかりやすい性格で、
そして愚かさを併せ持つキャラクターだった。


世間では認められにくい人だったと思うが、
私に限っていうと、唯一無二の人だった。


だから、
いっしょに生活して、幸せであり、この人との出会いに感謝していた。


妻を知らない人に、短い時間で妻のことを説明すると、
相手からは、悪いイメージを持たれてしまう。


妻が亡くなって半年ほど経った時、
旅館で一泊する大学の同窓会に出席した、


何人かで食事をしながら会話をしていて、
妻のことを聞かれたので、
半年前に亡くなったことを伝え、5分くらい妻について話した。
5分くらいだと、妻の外枠だけ話して終わりになってしまう。


そうなると、妻の良さをわかってもらえずに、話しは終わってしまう。


「子供はいらない」「料理はしない」
「私が独身時代、テニスコートでペアになった女性と2人で写っている写真を、
私に確認することなく捨てたこと」など、


これだけ聞くと、あまり印象はよくない。


妻のいいところは、ほとんどが内面の部分であり、
外面の説明は、単語を並べれば済むが、
内面部分を相手に理解出来るように伝えるには、短時間では難しい。


特に、妻のよさは、内面の中でも深い部分にあるため、
それを説明するには、長い時間(2、3時間以上)が必要となる。


今後、
妻を知らない人に妻のことを話す場合、
5分間で正しく妻を説明するためのプレゼン力を
身につける必要がある。

×

非ログインユーザーとして返信する