これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

妻の近況

過去、今、未来。
人生の時間軸を俯瞰して見てみる。


過去は「線」、
今は「面」、
人生の最後の瞬間は「点」、


と私は考える。


「生まれた瞬間」と「今」は、で繋がっている。
過去の「今」が積み重なって、線として残っている。


「今」は、社会という「」の中に存在し、
その中に、自分がいて、人がいて、ものがあり、出来事があり、
それぞれと関わりながら生きている。


「今」は、「面」を保った状態で、
刻々と形を変えながら、、前へと進んで、
未来の領域を塗りつぶしでいく


そして、「人生最後の瞬間」に辿り着いた時、
「面」は「点」に収束して、
そして、消えて行く。


普通は、これで終わりになるのだが、
欲張って、その先も考えてみたくなった。


この先は、私の描くSFの世界になります。


「点」は、消えたように見えたが、
見えなくなっただけで、粒子として存在していると考える。


肉体が無くなるのは残念だが、
肉体が無くなった分、身軽にはなった。


時間の概念はなくなり、
瞬時にどこでも飛んでいける。


失うものもあれば、得るものもあるということだ。


妻は、私より一足先に粒子になった。
料理はしなくていいし、部屋の掃除も必要ない。
もしかしたら、妻は、今のほうが、楽で、
気持ち良く過ごしているかもしれない。


それを知ったら、
私の心の中にある、悲しみ、自責の思い、後悔は、
一気に吹き飛び、
私の心は、ハイに転じ、明るい毎日を送れるようになるはずだ。


妻の近況を、誰か教えてくれないだろうか。

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