これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

喪失の種類

先日、確定申告会場に行った。


前回の申告では、
アルバイト収入の申告のみで、
証券会社が発行する「特定口座年間取引報告書」は添付したものの、
過去3年間の損失を記載した「確定申告書B」は出さなかった。


このことで、
繰り越し控除」が使えなくなり、
今年の株の譲渡利益に対し、そのまま税金がかかることになった。


本来ならば、所得税が0になるところが、
数万円所得税がかかることになってしまった。


去年の申告において、
会場にいる相談員が答えた「「確定申告書B」は、今年出さなくても、
「来年の申告で出せば、損益通算は出来ますよ」と言ったのを、
そのまま信じたことが、失敗の原因だ。


あまり詳しくなさそうな相談員だと判断したら、
もう一人くらい別の相談員に聞く必要がありそうだ。


17日、ヤクルトレディの訪問があり、
「ヤクルト1000」3本の無料配布を受けた。


4週間のお試しを申し込むと、
5週間目に、7本がプレゼントされるというキャンペーン期間中だという。


30歳半ばくらいの女性だったのだが、
「ストレス緩和」「睡眠の質向上」「腸内環境改善」などの効果を
熱心に説明し始めた。
時間もあるし、感じが悪い人ではなかったので、聞いてあげた。


そして、
新語・流行語大賞でトップテンを果たしている商品だから信頼する
という訳ではないが
腸は第二の脳と言われているし、


自分の1ヶ月だけのイベントと考えて、1ヶ月だけ取ります」
と答えた。


会話は続き、
「健康には気をつけていますか」と聞かれたので。
私は、
「妻が亡くなり、長生きの必要性はなくなっていて、
いつ死んでもいいように終活活動を行っています」などと、
聞いてる方からしたらネガティブに受け取られるようなことを話した。


その女性は、返す言葉に困ったような顔になり、
「いえいえ」と答えるので精一杯の様子だった。


ちょっと油断して、相手を困らせてしまった 


二つの出来事のうち、
確定申告では、お金の喪失
ヤクルト申し込みでは、3,931円のお金の喪失の代わりに、
ヨーグルトという健康を得ることになった。


喪失には、
「お金の喪失」、「物の喪失」、「命の喪失」などがあるが、


「命の喪失」については、
別次元のものと考えなくてはならないだろう。


「自分の命」の喪失は、
「物」や「お金」の喪失に比べれば、確かに重いが、


「大切な人の命」の喪失に比べれば、
明らかに軽いものに思えてしまう。

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