これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

スーパーでの光景

夕方、スーパーで買い物をした。


レジで会計を済ませ、食材をレジ袋に詰めていると、
「これ78円じゃないの」という声が耳に入ったので、
振り返ってレジの方を見ると、
70代半ばくらいのおじいさんがレシートを見せながら
レジ係に説明を求めてる姿があった。


レジ係の女性は「これは100g当たりの値段です」
と答えた。
おじいさんはレシートをもう一度見ていた。


私はそこまで見て
その場を立ち去ったので、
その後、どういうやり取りをしたかはわからない。


私も商品の値札を見て、一瞬「安い!」と思い、
その商品を手に取ろうとすることが度々あった。


あまりにも安いので、もう一度値札を見ると、
だいたい100g当たりと書いている場合が多く、
最近は、見た瞬間、その判断がつくようになった。


しかし、
最近、この表示の仕方が増えたように感じる。
1パックいくらという表示の方がわかりやすい。


私は、2つのスーパーのチラシを比較して、
食品を別々に購入する。


特にブロッコリーは食事に添えることが多いので、
価格チェックは入念に行なっている。


大きい方のスーパーは、月に2、3回、
1個94円(大きさも十分)のセールを行なっている。


金曜日が多く、火曜、日曜が時々ある。
なるべく、時間を取ってその日はこのスーパーに行くようにしている。


セールと書いていても、148円の時がある。
通常の日は、200円台で売られている。


ある日、チラシに特売104円と書いてあったので、
そのスーパーに行ったところ、
確かに104円だったが、こぶし位の大きさだった。
これには落胆というよりも、あまりに小さいので笑ってしまった。


最近、一人で買い物をする男性が増えているように思える。


年を取っても独身のままの男性、
離婚により、ひとりになった男性、
が増えているのと、


高齢化で、死別経験の男性の増加が
背景にあるのだろう。


もう少し前は、ほとんどが女性だったように思える。


乳母車に乗った子供や、
買い物をする母親に手を引かれて歩いている子供を、
スーパー内で見かける。


乳母車に乗った子供は、
召し使い(母親)に車を押させて、
悠々とした態度で、何の心配もしてない 王様 に見えてしまう。
(私が勝手に感じるイメージだが・・・)


その子供が “指さし” をしている光景をよく目にする。


歩いている母親の足を止めさせ、
人差し指を興味のある食品に向けている。
特にお菓子売り場の前が多い。


母親は「○○を買ったから、もうダメ」と言って制しているが
子供は、なかなか諦めようとしない。
こういう光景をたくさん目にする。


私には子供がいないので、
子供の動作を意識して見ることが少なかった。
最近、この「子供の指さし」を観察するのが面白い。


ほしいお菓子を指さした後に、母親を見る。
伝わったのか確かめているのだろうか。
大人と感情を共有しようとしているのか。


かわいいと思って微笑みかけると、
子供は私の目線に瞬時に気が付く。
大人の場合は、見ても気付かない人の方が多い。


私の目線に気付いた子供は、
気になる対象として、わたしをずっと目で追いかけるようになる。


どの子供も同じ反応だ。


私の方を見ている子供の目線に気付いた母親が、
自分の子供が微笑ましく見られたことに対して
嬉しそうな表情をする。


見るだけだと、子供はかわいいと思うけれど
(たまに、かわいいと思えない子供を見ることもある)
子育ては大変そうだなと思う。
( 子育てをしたことがない人間の、評論家的な意見になるけれど )

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