これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

「悲嘆」を減らすには

「個人的な満足をもたらす活動を行なうことで、
「悲嘆」を減らすことが出来る」
という文章を見たことがある。


人それぞれだが、
「起業」、「やりたかった店を開く」、「行ってみたかった国への海外旅行」、
「移住生活」、「人を助けるボランティア活動」 等がある。


そうすることで、
伴侶がいない生活でも、目的や夢を持つことが出来るようになる
とのこと。


妻の生前、私にとって、
世の中で1番大切なのは妻であり、私自身は2番だった。


その1番大切な妻がいないことには、
2番がいろいろやったとしても、自分を満足させることは出来ない
という答えに落ち着く。


“私だけの喜び”は、
数秒間 滞在はしても、すぐに消えていくため、
最終的に喜びには成り得ない。


妻と一体で初めて喜びになるのだ。


「妻の肉体と魂は、どちらも、この世から消えて、
無になったのだ」と割り切る事,
それが出来れば、


私だけの喜び であったとしても、
“自身に満足をもたらす活動”を行なうことによって、
「悲嘆」の量をいくらか減らせるかもしれない。


しかし、そう簡単に割り切ることが出来ない。


「妻はまだ存在している」
と思うことに、
居心地の良さを感じる自分がいる。


そのため、
「悲嘆」と「私」の付き合いは、今後も長く続くと思われる。

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