これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

「東京一極集中」

テレビは新型コロナに関するニュース一色である。


東京に住まいを持っているが、一時避難ということで、
地方に帰省したり、別荘などに移動する人が増えているとのこと。


地方からすると、
移住を促しても、都会の便利さを手放せず、
なかなか来てくれないのに、
困った時だけ地方を利用する「いいとこ取り」は、
「またか」という感があるだろう。


ふるさと納税など、
地方へ利益をもたらす(納税者は更に利益がある)取り組みが
無くはないものの、まだまだ少ない。


一時避難者から地元の人が感染した場合、
移住者は、ウイルスの運び屋という行為をしたことになる。
(あくまでも結果として)


対応できる病床数の少ない地方では、困った事態に陥る。


昔、国は、「ふるさと創生事業」という名で、
各市町村に一億円を、ばらまいたことがある。


目的が明確なお金の使い方をした方がいい。


国は、
一時的移住者からの感染を拡げないための対策費として、
移住者を受け入れた地方自治体に対し。
お金を支出する考えがあってもいいと思う。
たとえば、空き家の整備費など。


一時的な避難目的だったはずが、
都会にない地方の良さを知ることによって、
移住を考えるきっかけになるかも知れない。


国は「東京一極集中」解消のために、
いろいろ対策を講じているが、
なかなか効果が得られていない。


この大変な時期に、のんきな考えのようにも見えるが、
中長期を見据えて、いろいろ考えてみてもいいと思う。



妻は、大阪と言っても、奈良県寄りの、のどかな場所で生まれ育ち、
小学5年の時、東京へ引越してきた。


東京で生活しながらも、
生産性を求めない行動が私を癒やしてくれていた。


幼少期、
自然あふれる田舎で過ごしたことで身についたものが、
体の中に残っていたためであろうか。


その「癒やしの塊」は、
今において、私の手元にはない。


「潤滑油」のない生活を送ることになってしまった。

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