これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

すべての出来事には意味がある

『人生に起る出来事にはすべて意味がある』


この言葉を否定しないで、
「妻が私より先に亡くなったこと」について考えてみた。


夫婦で同時に亡くなることは、
心中や、二人同時に事故に遭うなど、
極めて限られる場合でしか起らない。


そうでないなら、
どちらかが先に亡くなることになる。


私達夫婦の場合は、妻が先に亡くなり、私がひとり残された。
そして、私は、悲しみを背負った生活をすることになった。


もし、これが逆だったとしたら、
ひとり残されるのは妻で、
今、悲しみと共に生きていると思われる。


仲が悪かった夫婦は別として、
どちらか残された方が、この悲しみを持って生きることになる。


私達夫婦の場合は、
私が、妻の代わりに、悲しみと戦うことになった。
妻は、この「悲しみ」を回避できたのだ。


そう考えると、
今、私が苦しみと共に生きていることは、
それなりに意味があることになる。


思い切り悲しんで生きても構わないのだ。


更に、
妻が空から私の姿を見ているとしたら、


今の「悲しみ」は、
いずれ「喜び」に変ることが約束されていることになる。


今、感じている「悲しみ」は、
「喜び」に至るまでの過程であると考えることが出来、
残りの人生は明るくなる。


しかし、
「妻が先に亡くなったこと」に意味付けが出来ないとしたら、
一転、人生は暗いものになる。

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