これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

若くして逝くこと

妻はなぜ57歳で逝ったんだろう と時々考える


30代、40代という若さで亡くなる人もいるが、
57歳でも、亡くなると、若くして・・・  と言われる。


妻は、57歳の姿を、私の記憶に残して、
この世を去った。


妻は、若い姿のままで、逝きたかったのか。
老いたくなかったのか。


妻は、私に看取ってほしくて、先に逝ったのか。
   
妻は、この世を卒業するための単位を、57年間で取得したのだろうか。
私は、まだ単位が足りず、この世に居残りとなっている。


テレビで、
私が若い頃よく聞いていた、イージーリスニングの音楽が流れていた。
懐かしいと思い、曲名を思いだし、


ポールモーリアの「恋はみずいろ」だということがわかっので、
早速、YouTuberで検索して、聴くことにした。
聴いていて、透明感のある旋律であり、癒やされた。


関連動画表示で、
あべ静江、チェリッシュがカバーしていることがわかり、
こちらも続けて聴いた。


あべ静江は、親近感を漂わすような歌い方で、
身近な人と錯覚するような感じだ。


チェリッシュは、透明感で突き抜けるような声で歌っている。


どちらも、いい感じだ。


二人とも年齢は私と同じぐらいなのだが、


この曲を歌っている姿は、50年ほど前の姿だ。


妻は、自分の姿を57歳でFIX(確定)させた。
年を取った妻の姿は、見ることが出来なくなった。


一方、
私の外見は、まだ進化(衰退?)し続ける。


私が長生きした後に、あの世に行った場合、
私が、姿が変ってない妻を、見つけるのは容易だ。


しかし、
妻側から見て、老けて外見が変っている私に
気が付かない可能性がある。


声をかけた私を見て、
「だれ?」と、けげんな顔をされるかもしれない。


でも、
外見は変っていても、心の繋がりは変っていないので、
すぐに、私だとわかるだろう。

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