これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

「追っかけ」、「推し活」

妻が、昔、
「私、“追っかけ”をしたことがないのよ」と言ったことがある。


今は、「追っかけ」という言葉は聞かなくなったが、
今で言う「推し活」に近いのかと思う。


最近は、中高年の女性も、ジャニーズや韓ドラなどで、
「推し活」にはまっている人が多いみたいだが、


妻の場合は、
テレビでそういう人が出ていても、
妻の口から「かっこいい」とか「イケメン」というような言葉を、
耳にしたことはなかった。


「推し」とは、


スタイルが自分の好み
② その笑顔が守れるなら自分のことは二の次
③ 他の誰かに奪われるかもと心配になる


などの心理があり、「推し」に繋がるらしい。


私の場合はどうかと言うと、
「推し」とまではいかないが、
「いいな」と瞬間思えるような人に出会うことはある。


上に挙げた例でいくと、
① の場合は、多少はあるが、
最近は、「外見」よりも「佇まい」の方に移行している。


② については、全くその通りで、
ただ、それは妻に対してのみ言えることです。


③ に関しては、ほとんど該当しない。



「推す人」がいることは幸せかもしれない。


1つに集中することで、体に芯がある感覚になり、
心が満たされた状態で毎日を過ごすことが出来る。


幸せホルモンである「セロトニン」や「オキシトシン」が分泌され、
健康にもいい。


妻がいなくなって感じることは、
人は「愛する人」が傍にいるかいないかで、
「幸せ度」がこんなに違うのか ということです。


「頭」の中や、「心」の中にいる架空の妻を愛することで、
毎日をごまかしながら生きるしかない。

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