これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

心の断捨離

終活をゆっくりゆっくりと進めているが、
モノの断捨離は、一服していて、
今は、心の断捨離に重点を置いて、作業を進めている。


自分を整理する。
整理するためには、まず自分を知らなければならない。


過去という時間軸を通して自分を知る方法と、
接する相手を鏡にして、空間的に自分を知る方法がある。


過去については、
妻を想うことで、自然と過去を見ていると思うが、


人と接することについては、
妻がいなくなって以降、意識的に減らしており、
相手という鏡を見ることが減っている。


9月から、意に反して、
マンションの管理組合の理事をすることになってしまい、
面倒くさいという気持ちが先立ち、気持ちがすぐれない。


今まで、理事の数は、やりたい人がいて人数が足りていたのだが、
高齢化もあり、2年ごとに階数順で輪番制が適用されるようになったため、こうなった。


発想を転換して、
初めての人と接することで、
まだ気が付いていなかった自分を知ることが出来るかもしれないので、
「まあいいか」という考えにもなっている。


ただ、理事のメンバーで、飲み会などがあったりすると、
困るなあと思っている。


妻のことだけを話したい私と、
これからの生活をよりよく送りたい人との
話題のすれ違いがあるのは必至であり、
その時間は、
完全に聞き役に徹する絶える時間になることが予想される。


心の断捨離の話に戻るが、


私の頭の中は、妻が中心にあり、
その周りを、お金、地位、他人からの評判、健康などの惑星が
回っている状態であった。


今は、
妻が中心であることは変らないが、
周りの惑星は、重要でないものになっており、
必要最低限なものだけを残すことで、心の断捨離を進めている。


そうすると、
心の中がシンプルになり、
身軽になったことで、軸がぶれにくい自分になった感じがする。


ただ、
私の場合、
今、仕事をしていないので、
このような「心の断捨離」が出来るのであって、


会社勤めが続いている人は、そうはいかないのではないか。
思いに反して、組織のしがらみに付き合わざるを得ないことも、
たくさんあるはずで、
簡単には、「心の断捨離」は、出来ないかもしれない。


「モノの断捨離」、「心の断捨離」
共に、もう少し時間がかかる。

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