これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

「徹子の部屋」を見て

出かける前にテレビを付けると、
「徹子の部屋」という番組をやっていて、
ゲストで大和田獏が出ていた。


黒柳徹子との30分の対談なのだが、
大和田獏の話を聞きたくて、
出かけるのを番組後にすることにした。


大和田獏は、妻である岡江久美子を、
新型コロナウイルス感染症による肺炎で、
3年前に、亡くしている。


死別を経験したことと、年齢が近いということから、
今の心の状態や、生活について、
自分との共通点、違っている点を知りたかった。


大和田獏は、
3年前、69歳の時、63歳の妻を亡くしている


奥さんが集中治療室に入ってからは、連絡は一切取れず、
顔を見ることが出来ないまま、奥様は旅立った。
家族は臨終に立ち会うことは叶わなかった。


一方、私は、
6年前、62歳の時、57歳の妻を亡くした


私の場合は、
がん告知後、在宅看護により、家で一緒に生活し、
4ヶ月半後、
並んで寝ていた布団の上の右側で、妻は亡くなった。


コロナ禍のように、臨終に立ち会えないということはなく、
妻の最期に、一番近くに居られたことは、
せめてもの慰めだった。


大和田獏の言葉。


毎日暮らしてて、想わない日はない。
当然、一緒に暮らしていた家ですから、
いたるところに思い出がある。
でも、それは避けられないし、
むしろ、そうやって思い出すことが供養になる
いっぱい思いだそうと、朝起きて寝る時まで
これからは、人にやさしく生きていこうと思う。
妻は、年の割には見た目が若かったのですが、
一つ残念なのは、あの人の老けたおばあちゃんが見たかった
それだけが、悔やまれますけどね。


この言葉を聞いて、
いい夫婦だったんだなあと思った。
そして、
私の今の、心の状態を、
そっくりそのまま言ってもらっているように感じた。

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