人生の設計図を作った
テレビで、90歳以上のお年寄りを時々目にする。
その時、私は、
そのお年寄りたちに、
共通したものを感じることがある。
それは、煩悩を取り払った、人生に達観しているような表情だ。
物事を俯瞰して見ることが出来、
“死”を含めて、怖いものが無くなっているような表情だ。
それと比べると、
私の表情は、
60代半ばになったとはいえ、
まだまだ物事が見えていない青臭いものだ。
そう思うと、自ずと、
自分の人生の最終段階における目標が見えてくる。
そこで、人生の最終段階における「設計図」を作ってみた。
70歳までの4年間、(義務をこなす期間)
「断捨離」「終活」「妻の本を作る」等、を進める。
70歳、
いつ倒れても、周りに迷惑をかけない状態になっている。
(遺品整理をすることになるであろう姉弟妹あるいは甥姪に対して)
70歳~90歳、
人生、仕上げの期間、
(この間で亡くなることがあっても、70歳以上であるから、問題ない)
90歳
人生を諦観した表情になっている。
妻を喪って4年目にして、
ようやく、
人生の設計図を作ろうという心境になれた。
私が死ぬ時、
“先行した妻に追いつけた”という安堵感から、
穏やかな死を迎えられるような予感がする。