老後とお金
ある経済番組を見ていて、
32歳の時、運用資金25万円で始めた株式が、
77歳の現在、1億3000万円になっている老男性が紹介されていた。
大型株が大きく下がったところを買って、上がった時に売るやり方を繰り返しているうちに、こうなったとのこと。
今回の番組のテーマは、資産の増やし方特集と思いきや、
“株式投資と健康との関係性”であった。
“年齢と認知力との相関”についての説明が続く。
20代後半から低下し始めるものとして、
処理速度 意味理解 記憶力 知識 流暢性 一般知識
がある(概ね当てはまる)
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認知低下を防止するものとして、
運動 趣味・知的好奇心 会話 食事 睡眠 幸福感
がある という説明だった。
(概ね、やる努力をしているが、“幸福感”だけはどうにもならない)
“認知機能低下の予防”は、私にとって、それなりに重要だ。
それは、
“妻の記憶の鮮度”を落とさないために必要だから。
好きなことをすると、脳が活性化するということで、
株式投資は、
政治経済をグローバルに見ながら考えるので、すごく頭を使い、
認知機能低下の予防に繋がるとのこと。
宝くじは、
当選金が非課税といういい点はあるが、
家族へ配分すると贈与税がかかるという。
頭を使わないので、予防効果はないように思われるが、
結果までの“期待感”が、多少、脳を活性化させるかもしれない。
でも、
自分ではどうにもならない“宝くじ”には、購入意欲が沸かない。
“妻の命”と同じだ。
私は、
少額の株式投資はやっているが、宝くじは、一度も買ったことがない。
宝くじは、
還元率47%で、残った収益金の多くは“公共事業”に使われているという。
これを聞くと、
たとえ当たらなくても、社会に寄付したと思えば、
残念度は、少しだけ軽減するのかもしれない。
番組で、77歳の男性を紹介する映像に、奥さんも映っていた。
私は、その夫婦と、1億3000万円の資産の今後について、
頭を巡らせた。
海外旅行は、どこでも何回でも行けるだろう。
ご夫婦は、仲が良さそうに見えたので、
幸せな老後生活が送れそうに思えた。