これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

人間とロボットの違い

“シンギュラリティ”という言葉がある。


“AIなどの技術が、自ら人間より賢い知能を生み出す事が可能になる時点
を指す言葉”と説明されている。


以前は、
人間が、ロボットに情報を与え
その精度を上げることで、人間に近づけようとしていた。


最近では、
そのデータをAIが独自に判断出来るようになり、
その精度がどんどん上がっているという。


人間以上の知能を得たAIが、
将来、人間を支配するようになるという説もある。


人間より高い能力を持ったロボットに、
多くの仕事が奪われる時代が来るとの予測もある。


将棋の世界では、AIが棋士の上を行くところまで来ている。


AIは、莫大な量をこなせること、疲れを知らないところを長所とする。
将棋板のマス目数“81”の中で、莫大な数の組み合わせを分析して戦う将棋は、
AIの最も得意とするところだろう。


しかし、
カウンセラーや、クリエイターなどの、
人と直接接する職業や、新しいものを創造していく仕事は、
AIに取ってわられにくいと言われている。


「知性」と人工知能は別物で、
AIが、人間の持つ知性を持つことは出来ないと言う人もいる。


最近、外見や会話力が、人間と区別がつかないロボットが出てきている。


しかし、
私が考える人間とロボットの決定的な違いは、
人間は死ぬが、
ロボットは壊れることがあっても、死ぬことはないという点だ。


「死生観」について、
ロボットにとって、
それは、人間がインプットした知識であるが、


人間にとって、
それは、知性が生み出すもので、
デジタルの、0と1だけで作り上げるものとは違う。


そういうことから、
妻と瓜二つのロボットを、
将来、作れるようになるかもしれないが、
それは、妻ではないということだ。

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