これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

また夏が来た

7月は雨が続いたせいか、ここまでは寝苦しさを感じなかったが、
一昨日から暑くなり、今後も30度を超える日が続くようなので、
暑さ対策をしなければならない。


エアコンがあれば特別暑さ対策を考える必要は無いのだろうが
家にはエアコンがない。


20年前にこのマンションに引越して来る時
妻の希望でエアコンを処分した。


妻はエアコンの冷風を嫌っていた。
その代わり扇風機は6台ある。


元々あったリビングファンタイプ2台に加え
引越し後、妻が山善の卓上扇風機4台を順次購入し、今も家の中にある。


妻は、夏になり暑くなると、私の部屋に入ってきて
ベッドで寝転がってテレビを見ている私の足元に1台、
上半身に風が当たる位置に1台、卓上扇風機を置き、
何も言わずに自分の部屋に戻って行く。


去年の夏以降、そういう妻の不思議な動きを見ることが出来なくなり
寂しい気持ちになる。

ベッドに長く寝転がっていると、
布団に貯まった熱が背中に伝わり、暑くてしょうがない。
その解消策として、N社のひんやり敷パッドを店まで行き購入した。


昨日、それを敷いて寝たのだが、温度が下がったという感覚はなく
寝苦しさ解消の役目を果たしてくれていない。
敷き布団をそろそろ買い替えようと思っていたため、
完全に無駄な買い物にはなっていないのだが・・・。


今日、テレビの通販で、流氷マット(4分で-7.4℃)という商品が目に入り
すぐに購入した。1週間以内に届くとのこと。


妻がいたころ
私が部屋のベッドに寝転がって、テレビを見ていると、
妻は私の横に添い寝してきて、私に抱きついてくることが多々あった。


暑がりである私は、妻との空間を取ろうとして、少し離れようとする。
すると、妻はすぐにその空間を埋めてべったりと私にしがみついてくる。
私が嫌がっている様子を見て、妻は、面白がって、余計にくっついてくる。


暑くても、こういうやり取りが、楽しかった。
今、足元の扇風機を見ていると、妻の面白がっている顔が浮かんでくる。

×

非ログインユーザーとして返信する