これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

妻を思い続けることの充実感

妻を喪って2年が経つが、
分かったことは、
”喪失感”は、私が死ぬまで消えないということだ。


“帯状疱疹”という病気がある。
治った後も体内にウイルスが潜んでいて、
免疫力が低下した時に再びそのウイルスは活動し始め、再発症する
と聞いたことがある。


喪失感も、このウイルスと同じで、体の中にずっと居続けるのだと思う。


この“喪失感”というものは、私の体温を下げ続ける。


一方、体温を上げるものもある。


妻のことを思っている時に出るエネルギーがそれである。


“喪失感”と、“妻を思っている時に出ているエネルギー”
この二つのせめぎ合いが毎日行なわれている。


両者の力は拮抗しており、その結果、どうにか体調を保っている毎日だ。


私は、元々は、ひとつの事に集中タイプではなく、
バランスの方を重視するタイプだった。


それが、妻と出会ってからは、一途に妻のことを思い続けている。
そうすることで、
一点に全力集中することが出来る自分がいることに気付く。。
ぶれないで、軸がしっかりしている自分を感じることが出来る。。


私は、そのような自分に対して、安心感を覚えることが出来る。


人によっては、“気持ちの切り替えが出来ない人” に写るかも知れない。


しかし、どう思われようと、これからも妻のことを思い続けるつもりだ。


思い続けることで、
“心の安定”と、“心の充実感”が得られているのだから。

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