これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

“つがい”

数字から受けるイメージがある。


『8』は末広がり、『7』はラッキーセブン、『1』はナンバー1


これらの数字は、私にとって、いいイメージがある。


対して、
悪いイメージの数字


『4』は“死”、『9』は“苦”を連想するため、
日本人からは嫌われている感じがする。
そして、
『6』は妻が亡くなった日。


『2』という数字がある
別れる、分裂というイメージがあり、
祝儀も2万円は避けられ、日本では、どちらかというと、
悪い方に属する数字となっている。


私の、『2』に対するイメージは、
以前は、良くも悪くもないものだった。


最近は気になる数字に変っている。


『2』を見ると、“に”ではなく“ふたつ”というイメージが沸いてくる。


動物で言えば「つがい」、
人間で言えば「夫婦」、
ちなみに2月2日は夫婦の日。


最近、2羽で飛んでいるハトをよく目にする。


というか、
以前は、気に留めなかったというのが正しいかもしれない。


いっしょに行動を共にしている姿を見て、
微笑ましい と思うとともに、羨ましく感じてしまう。


ハトの場合、人間ほど生活が複雑ではないので、
お互いに
シンプルに愛し合っている印象がある。


妻と私も、シンプルに好き同志の夫婦だったように思える。


私の誕生日に、
妻は24年半の結婚生活の中で1度も私へのプレゼントはなかったし、
妻の誕生日に、
私は、ショートケーキを買うくらいで、特別なことはしなかった。


それでも、お互い、相手を思う気持ちが揺らぐことがなかった。


シンプルだが、“強い絆で結ばれている”関係だったように思う。


人間のカップルを見たときより、
動物のつがいを見たときの方が、
自分たちに近いと感じる。


残念ながら、『2』は分裂して、『1』と『1』になってしまった。


やっぱり、
『2』という数字は、“2つ”ではなく、
“分れる”という意味だったのか。


しかし、
私は、まだ諦めてはいない。


『1』と『1』が再びくっついて、『2』になる可能性は
ゼロではないと思っている。

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