これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

「妄想」拡大

毎日の生活において、
「体」はそこそこ充実している。


運動もしているし、食べ物に気を使い、
浪費もしていないし、規則正しい生活を送っていると思う。


しかし、毎日、モヤモヤしている。
その理由が何なのかは分かっている。


「心」が充実していないからだ。


以前は、目の前に「点」が存在し、
それに焦点を合わせて生活することで、
自然と充実感が生まれていた。


「点」というのは、言うまでもなく、「妻」のことだ。


その黒い1点だけを見ていれば、
充実感は自然と後からついて来ていた。


幸せを感じるのは、簡単だった。


しかし、
妻が亡くなり、
その黒い「点」は、拡がって薄められ、グレーの「面」になってしまった。


広く浅い世界になってしまった。
どこに焦点を絞ればいいのか、分かりづらくなった。
深い幸せ感を持つには、難しい環境になってしまった。


これが、モヤモヤの正体だろう。
1度、「面」になってしまうと、それを「点」に戻す事は出来ない。


このままでは、気持ち悪い。
以前ほどでなくとも、
それに近いところまで「気持ちの良さ」を
取り戻したいと思ってしまう。


ここから、
いつものように、想像の世界に入っていく。


現在、見えるものの中で、
焦点を合わせたくなるようなものは、存在しなくなった。


ならば、
見たいもの「妻」を、見れるようにしたくなる。


妻が空の彼方にいるとするならば、
それを見るための「望遠鏡」が必要だ。


現在、地球上にある望遠鏡では、対象があまりに遠くにいるので、
見ることは不可能だ。


ならば、
心の中に、自分が独自に開発した望遠鏡を置けばいい。
開発にはかなりの時間がかかるため、それはまだ実用化に至っていない。


でも、それが完成すると、とてつもなく得るものが大きいので、
この開発に生活時間の大部分をかけたいと思っている。


もう一つ、望遠鏡以外に開発しておきたいものがある。
それは、「検出器」。


「妻」は、時々、地上に降りてくることがあると考える。
ただ、それは、あまりにも微小で、特殊である粒子のようなものなので、
私の近くに現われても、見ることが出来ない。


検出器を使っても、現存のものでは、見ることが出来ない。


そのため、望遠鏡に加えて、検出器の開発も手がけたいと思う。
これも、作製は簡単ではないので、出来るかどうかはわからない。


でも、私にとって、
これ以上、夢のある作業はないので、手をつけていきたい


以上、
今回は、
心配されるレベルまで、「妄想」に入り込んでしまいました。


十分妄想したので、
再び、現実の世界に、頭を戻そうと思います。

×

非ログインユーザーとして返信する