これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

グレーと共に生きる

今回の文章は、人によっては、嫌な内容なので、
気分が悪くなったら、読むのをやめてください。


○○が空から見てるかも知れない。
○○は、悲しんでいる姿は望まないでしょう。
前を向いて進まないと」


このフレーズは度々耳にする。
希望を口にしているのか、本気で言っているのか。


先日も、テレビで、夫を亡くした欧米人女性が口にしていた。


欧米人は、死後の世界を信じている人は少ないという先入観を持っていたため、どうなのか、ネットで調べて見た


「神の存在・死後の世界に対する見方」(2017~20年)という
各国比較の興味あるデータを見つけた。


神の存在を国民の95%以上が信じている国は、
77カ国中、
イスラム圏の国12カ国、カトリック国9カ国、それ以外の途上国5カ国
となっていた。


エチオピアについては、99.9%だ。


欧米の先進国は50~80%、
日本は、39.2%。圧倒的に少ない。


「死後の世界」については、
「神の存在」を信じる割合に比べて少し減るが、
国別の傾向はさほど変らない。


日本の場合、
「神の存在を信じる時もあるし、信じない時もある」という考えが
他国に比べて、圧倒的に多い。
グレーの世界だ。


また、
年代別で見ると、昔は年齢が高くなるほど、信じる人が多かったが、
最近のデータでは、若い人の方が信じる人の割合が多くなっている


意外な結果だが、
私の勝手な推測になるが、
ヒットしたアニメ、
「鬼滅の刃」、「千と千尋の神隠し」、「君の名は」などが、
影響しているのではないか。


私も「グレーな世界」で生きている
それが、時に、もどかしく、もやもやする。


ハッキリ教えてくれれば、
今後の生きるスタイルを決めやすいのに。


死後の世界がないということがわかれば、落胆するだろうが、
その条件下で生きて行くスタイルにシフトするはず。


もしかして、
生きている間に知らせてしまうと、世の仕組みが崩壊してしまい、
この世界が成り立たなくなるのだろうか。


何となく分らなくもない。


しょうがない。
グレーな世界のままで、モヤモヤしながら もう少し生きて行くか。


16日に、大きな地震がありました。
今回は、大きな揺れが長く続き、
「ついに来たか」という思いが走りました。


そして、「このマンション(築50年以上)が潰れたら、死ぬのかなあ」
とも思いました。


しかし、死別経験前と比べて、死への恐怖が少ない自分を感じました。


痛いのは嫌だけど、
死に至ることに関しては、すぐに覚悟することが出来ました。


“失うものがない”という強さのせいか・・。

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