目に入る光景を楽しむ
私は、ほとんど昼食を外食にしている。
店が多く集まっている場所まで、自転車で15分程かけて行っている。
会社員時代は、会社の人と数人で外へ食べに行っていたので、
その日食べたいと思うものを食べることはなかなか出来なかった。
今は、食べたいと思うものを、自分で決められるので、
昼食は小さな楽しみになっている。
それと、もう一つ、
自転車で走る往復30分の間に
目に入ってくるいろんな光景も、楽しみになっている。
昼食を取るために数人で歩いているサラリーマン、
父親に肩車してもらっている女の子、
乳母車から、先だけが見えている赤ちゃんの足、
犬の散歩をしている人、
キックボードで歩道を走る子供、
人だけでなく、鳥の姿もよく目にする。
ハト、カラス、すずめ。
歩道を2羽でウロウロ歩くハト、
目の前を横切って飛んでいく2羽のハト、
歩道横の植え込みから突然飛び出し、足元を横切るすずめ、
上空を舞ったあと、目の前の街灯に舞い降りて鳴くカラス。
自転車での往復30分の間に、
このような鳥の動きを、平均2回ほど目にする。
常識の鎧を身につけた人間の大人より、
ほぼ本能で動いている子供や鳥の動きを見る方が、
面白い。