これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

スーパーでの買い物は涙腺が緩む

今日アルバイトの帰りに夕食を確保するためにスーパーに立ち寄った。


18時を過ぎていたので、値引きシールがいくつか貼られていた。
1割引、2割引が多い。


肉のコーナー、その後魚コーナー、寿司のコーナーを見て廻った。
土日に比べて少し高いように感じた。


時々買うパック寿司のコーナーで商品を見定めていると、
隣で50代位の女性が、500円台のパック寿司を手に持って、
じっとネタを見て鮮度を確かめていた。


20秒位経っても微動だにせずにネタを見続けていた。
その様子がおかしかった。
真剣なんだなと思った。


弁当コーナーに置いてある
さわらの西京焼き弁当を、手間もかからないこともありそれを買った。
あと、量の割に安かった100円のレタス、2割引の稲荷寿司、
そして、お供え物として、妻が好きだったメロンパンを買った。


通販で買った電気圧力鍋が日曜日に届いているのだが、まだ段ボールの中にある。
やり始めるとどんどんやるのだが、最初の取っつきに時間がかかるのが私の欠点だ。


最近、スーパーに来て感じることは、
買い物かごを持って売り場内を一人で歩いている中高年の男性が
この1年で増えていることだ。


それまでは、自分以外はほとんど女性で、
少し浮いている自分を感じていたのだが。


その男性達は、ずっと独身なのか、離婚したのか、死別なのか、わからない。
まあそれを知る必要もない。


レジに行くと、そこにも60代位の男性がレジ打ちで立っていた。
スーパー内の風景も変わってきたなあと思った。


私はスーパーで買い物している時、涙が出ることが多い。


買い物をしていると、生活感をより感じるようになり、
そのことが妻との生活を思い出すことに繋がっていく。


妻によく買って帰ったメロンパンやシュークリームを目にすると涙が出てくる。


また、スーパーは割といい曲が流れていることが多い。
その曲を背景に妻の面影が浮かんで来て、感情が高まり涙腺が緩む。


ほとんどの買い物客は、食品に目が集中して下を向いて歩いているので、
私が泣いていることに気づく人はいない。


今日、スーパー内で流れていた曲は、さほどいい曲ではなかったので、
涙が出ることはなかった。

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