これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

夫婦同時にあの世に行くことが、一番いいのでは

妻をボクシングの選手に例えると、
11ラウンドまですべてポイントで負けていても、
最終の12ラウンドで相手をノックアウトする選手だと思っている。


つまり、他の人から見るとはっきりした欠点を11個持っているが、


私にとっては、
その欠点を全て一掃する素晴らしいものを1つ持っている人だということだ。


私が審判なら、他の人が欠点と判定する11個についても欠点とは判定しないのだが、
妻は判定で負けるどころかノックアウトされてしまった。


審判員の席に、神様が座っていた。


現在夫婦それぞれ寿命があり、同時に亡くなるということはない。
亡くなる時期に差があるため、残された配偶者が喪失感で苦しむことになる。


神様がいるとしたら、
夫婦が亡くなる時期を同時にするという決まりを作ればいいと考える。


同時だとその苦しむ期間をゼロに出来る。


神様が、
二人の寿命を足して2で割ることで夫婦の平均寿命を決める。
それが同時に亡くなる年齢となる。


二人が一緒に、新しい場所でのスタートを切る年齢となるのだ。


例えば、私が仮に83歳まで生きるとしたら、
57歳で亡くなった妻との合計は140歳。
2で割ると70歳になる。


70歳で二人同時にあの世に行ける計算になる。


私が、自分自身の寿命を短くすることは不可能ではない。
しかし、妻はそのような操作は望んでいないと考える。


私は、神様について、


亡くなる人とその時期を決める能力に欠けていると
今の時点では、考えている。


人生を知らない神様に対して、こういう技を要求するのは
私のわがままなのかもしれない。

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