妻の不在感
妻がいなくなって、もうすぐ2年になるが
「妻がいないこと」をリアルに感じる時間帯が、数ヶ月に1度の周期でやって来る。
それは、前ぶれなく突然来る。
ここ2,3日がそういう日だった。
胸が苦しく、嫌な苦しさだ。
「体が分裂するのではないかという恐怖感がある」
という表現が近いかも知れない
今日は、落ち着いて来て、リアル感は薄れて来ている。
“妻の不在感”を強く感じる時をあげてみると、
・食材を買うために、スーパーで買い物をしている時、
・遺骨の前で、食事をしている時、
・食器を洗っている時、
洗濯をしている時には、それほど感じない。
上の3つに共通するのは、食に関する行為だということだ。
人は食べないと死んでしまう。
“食”と“命”は切っても切り離せない関係だ。
。
それに対し、“洗濯”は、やらなくても死ぬことはない。
“食に関する行為”は、以下のような連想を起こさせる。
↓
まず、命について考えさせ
↓
それは、“妻の人生を振り返ること”に繋がっていく。
↓
すると、「妻の人生をもっといいものにしたかったのに出来なかった」
という無念さが込み上げてきて、苦しくなってくる
このように、一連の連想が一瞬で頭の中を駆け巡り、
胸を圧迫することに繋がっていく。
今後何度か巡ってくる、この辛い時間帯への
対処法を考えてみた。
“妻の魂の存在”を知ることが出来れば、
間違いなく、この問題は解消すると思った。
その魂の存在を知る場所は、
今のところ“スピリチュアルの世界”
しか思いつかない。
だから、これから生活するにあたって、私は、
この“怪しい世界”と仲良くせざるを得なくなった。