これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

毎日、目的のない行為が続く

朝起きて、「ああ一人なんだ」と現状を再確認した後、
妻の遺骨に手を合わせ、朝の挨拶を行う。


そこから約1時間半続く気持ちの悪い感覚に
耐えることから一日が始まる。
朝は、喪失感に耐える免疫がまだ用意されていない。


妻が生きている時の私の行為は、妻のためが90%、
自分のためが10%くらいの割合だった。


今はやっていることの90%が目的のない行為となっている。


お金、健康、自分を高める事、すべてが妻に繋がっていて
自分にいいことがあり、妻がそれを喜び、その顔を見て初めて
私の喜びになる。
その流れが切れてしまった。


工夫をして倹約してお金を残しても、使い道が無くなった。
もし1000万の宝くじが当たったとしても、
それは10万円が当たった位の感覚である。
妻が存在していれば、1000万そのままの価値がある。


昨日区のがん検診の結果をクリニックへ行き受け取った。
前年は血糖値が糖尿病の境界線上の数値だったが、今年は数値が減った。
以前だったら、すごく嬉しいことなのだが、今はそれほど嬉しいと思わない。
長生きする価値が無くなってきているので。


以前は自分を高めることを意識してやっていたが、
それは妻が誇れる主人でありたいと思うためであった。
今はその必要性が無くなった。


目的を持った生活をどうすれば取り戻せるだろうか。

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