これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

オキシトシン

先日、犬とヒトの関係を解き明かす番組を見た。


飼い主と犬が触れ合うことで、
互いにオキシトシンが分泌されるとのこと。


オキシトシンは3つの「幸せホルモン」の1つ。


意欲を引き出す「ドーパミン」
安心のホルモンである「セロトニン」


そして、
「抱擁ホルモン」とも呼ばれる「オキシトシン」


オキシトシンは、人と人とのリアルな触れ合いでも分泌されるという。
「キーボード」か「スマホ画面」が中心となった現代人は、
「オキシトシン不足」になりやすいと言われる。


動物の母親が、
わが身を犠牲にして自分より強い敵と戦って、
子どもを守ろうとする姿をよくテレビで目にする。


「愛おしい」「守ってあげたい!」という「母性愛」のなせるわざだ。
この「母性愛」も、オキシトシンに含まれる。


このオキシトシンを、お互いに無意識に出すことが出来たら、
相性がいいことになる。


私と妻は、
このホルモンをお互い無意識のうちに出し合っていたと思う。


無意識ということだから、特に努力する必要もなかった。


私が妻に対して、
「愛おしい!」「守ってあげたい」
という感情が、自然に沸いてきたのも、
今想えば、このオキシトシンのせいだったのだろう。


妻は、犬が好きだった。
この世の中で、一番好きだったのは犬で、次に動物全般、
人間は一番下だったと思う。


私は、どこに入るのかと聞かれると、
「犬と肩を並べる位置になるのでは」と答えておく。

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