慣性の法則
「だるま落とし」
木槌で、積まれた積み木の1つをたたくと
その積み木は、まっすぐ飛んでいくが、
その上の積み木とだるまは、その積み木に引きずられることなく、
そのまま静止し続けようとして下に落ちる。
“外力の作用を受けない限り、
物体は静止し続け、
運動している物体は、運動を続ける”
という「慣性の法則」。
妻は先に旅立った。
妻との日々の生活が当たり前のことと思っていた間に、
妻に他の力が働き、妻はあの世に飛んで行ってしまった。
妻に力を加えたのは、誰だ。
神様か?
私は慣性の法則により、
今のままの状態を続けようとして、
ここに居続けようとしている。
妻とは、別居状態になったが、
妻は、行った先の生活に慣れた頃合いを見て、
私を呼び寄せるのではないか。
その時期は、いつ頃になるか。
私は、いつでもいいと思っている。
妻次第だ。
妻に力を加えたのは、神様だと思うが、
私に力を加えるのは、妻になるだろう。
そして、二人は、再び同じ場所に住むようになる。
待てばいいこともある。
はず・・・。