これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

寿命の修正

夫婦であれば、
同時に死ぬのでなければ、
必ずどちらかが「死別経験者」になる。


私たち夫婦の場合は、私が看取る側になった。
妻を看取って3年半になる。


妻が生きていた頃、
死ぬ順番は、どちらが先がいいだろうかと
時々、考えていた。


結論は、すぐに出て、
私が看取るのが、いいということになる。


私が一人になっても、なんとかなる。
対して、
妻を一人にしてしまうのは、本当に心配なのだ。


ひとり残された妻を想像すると、
私はどうしても、妻よりも長生きしなければならない
と思ってしまうのだった。


自分の健康に気を使っていたのも、これだけが理由だ。


妻が、
本人を大事にしてくれる人と再婚し、
幸せになるのであれば、
私が先に亡くなってもいいと思っていた。


しかし、妻は、
気持ちを切り替えて再婚に踏み切れるほど
器用な性格ではない。


心身も部屋内も乱れ、
悲惨な生活状態が目に浮かんでくる。


やはり、順番はこれでよかったのだと思う。


ただ、考えていたよりも、30年ほど早かった。


以前のブログでも書いたが、
夫婦は、同時に亡くなるのがいいと思う。


夫婦の寿命の合計を2で割った年齢を、
二人の寿命とする。


この、
「死別経験者を無くす仕組み」を、神に提案する。


認められれば、
私の寿命が縮まる分、57歳だった妻の寿命は延び、
妻は生き返る。


神様も、たまには人助けをして欲しい。


以上、
空想の世界を楽しむのも、悪くない。

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