これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

“こころ”の維持

今、私が持っている、株 投資信託 貯金 貯蓄型生命保険
今住んでいるマンション いずれも少額ではあるが財産だ。
見える財産だ。


これらは、
老後の生命を維持する最低限さえあれば、十分だと思っている。
それ以上は、必要ないと思っている。


私には、もう1つ、“妻”という財産がある。
見えない財産だ。 


私はその財産に生かされて、毎日を送っている


生命維持には「お金」と「健康」と「空気」が必要だが、


“こころ”の維持には、
この見えない方の財産が必要だ。


“こころの中の空気”とも言える。


無いからといって、
命が失われることはない。


しかし、私の体から “こころ” が消えてしまうと、


人間ではなくなってしまう気がする。


もう少し、人間を続けたいとも思っている。


“見えない妻”には、
もうしばらく、私のこころの中で働いてもらいたい。


でも、
働くのに疲れたら、いつでも働くのをやめたいと言って欲しい。


私が、自分の寿命を知る瞬間が、この時なのだろう。


私はすぐにそれを受け入れ、
無に向けた、心の準備を始めるだろう。

×

非ログインユーザーとして返信する