これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

妻の目から流れる涙

涙について探っていく番組を見た。


涙したあと、気持ちが楽になる感覚あるので、
“涙”の仕組みについて、深く知りたいと思っていた。


そのため、真剣に見た。


番組で挙げていた涙の誘因は以下の通り。


1. ペットとの別れ
2. 親しい人(家族、恋人、学友など)との別れ
3. 悔しい
4. 夢が実現して喜びが極まった時
5. 音楽を聴いて感動
6. 緊張から解放されてホッとした
7. 痛みなどの身体的な苦痛
8. かわいい子の一生懸命な言動を見て
9. 笑いすぎ あくび 


妻が亡くなる前までは、も時々あったが、
今は、ぐらいで、他の誘因はほとんどない。


については、「妻」限定ということだ。


涙を流すことで、
交感神経から副交感神経への変換を
室傍核(「ストレス中枢」と「癒やしの神経」が隣接している)
が10秒ほどで行なうとのことだ。


“涙”は、
このような流れで、
“悲しみ” を “癒やし” に変換する
ということだった。


以上は、自分が流す涙についてだが、
私にとって、
それよりも、もっと知りたい“涙”がある。


それは、妻の目から流れていた“涙”だ。


妻は夕方に亡くなったのだが、
当日の朝に右目から、前日の朝に左目から、
目を閉じたままの状態で流れていた。


いい方に考えれば、
「いい人生だったと思って、感謝の涙を流している」


逆に、悪く考えれば、
「悲しいのだろうか?」とか、「死ぬのがイヤだったのか?」
と推測する。


「前者であってほしい」という思いはある。
後者だったとしたら、妻がかわいそうだ。


しかし、
妻はもういないので、それを確かめる術はない。


妻は、息を引き取った直後は、目を閉じていた。
その後、駆けつけた看護師が、
妻の目が開いているのを見て、そっと指でまぶたを閉じている。


ネットで、以下のような文章を見つけた。


「目が半開きになって涙が出ることがあります。
これも失禁と同様、血圧が低下して筋肉が緩んだために起こることです。
筋肉が緩んで瞼(まぶた)を閉じていられなくなると、目の角膜が乾きます。
角膜が乾くと、生理現象として涙が出るのです。」


上の文章は、
妻の「目が開いていたこと」、「涙が流れていたこと」について、
説明出来なくもない。


しかし、本当のことは、
妻に聞かないとわからない。

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