これからも妻といっしょに

がんで無くなった妻。その魂と引き続き共に歩みます

会いたい

一昨日、テレビのスイッチを入れたら、
「24時間テレビ 愛は地球を救う」という番組をやっていて、


「ああ、いつものやつか」と思い、
最初は、その番組を見るのではなく、目に入っていたという感じだった。


そのまま、チャンネルを変えないでいる間に、
段々と見入るようになっていた。


その理由は、
大切な人を失ったという点で、自分と重なるものがあったからだ。


今回の、この番組のテーマは、「会いたい」 であった。


東日本大震災から11年間次女を捜し続ける父親
・2歳の時に亡くした父親の想いを継ぎ
    番組で、トライアスロンに挑戦した12歳の少女
母親を亡くした数日後に現われたスズメの話
・ウクライナから日本に緊急避難してきたバレリーナ
・ ある日突然手足が動かなくなった少女
車椅子の少年   など。


「人」、「体の一部」、「故郷」など、
今まで当たり前にあったものを失ってしまった人が登場している。


この中で、私が一番見入ったのが、
母親を亡くした数日後に現われたスズメの話だ。


母親が亡くなって数日後、
一羽のスズメが舞い込んできて、
当時7歳の少女の手のひらに乗り、離れようとしない。


しばらくして、スズメは飛んでいった。
その様子も、ビデオに収められている。


その時、少女は、
「あっ、ママだ」
「ママが生まれ変わったのかもしれない」
「ママが私のことを心配して、おうちに還って来たんだ」
「ママ、おかえり」
と言っている。


そして、13年後に、
彼女は、家族みんなで、この出来事を絵本にした。



「鳥になったママ」


ピーコは頭をかしげて
ジッとこっちを見ている


「はな どうしたん?」って言って
見てくる時のママみたいだ


あの日 パパは泣きたいのに笑った顔で
「ママはいっしょうけんめいがんばった」


「いつまでも泣いていたら
ママが天国に行けなくなるね」


「はなみもパパも
ママみたいに強くなろう」と言った


ママは私を見ていてくれる


がんばれ、はな! まけるな、はな!


ママは いつでも
はなとパパのそばにいるよ!


はな わらって!

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